京・東山
秀吉の没後、その正室北政所・「ねね」が高台院の号をいただき思い出の地伏見から庭園を移築、19年間移り住み終焉の地となった圓徳院(えんとくいん)。
そこには戦国乱世を生き抜き「ねね」を慕い集った大名、禅僧、茶人、画家、歌人、陶芸家など桃山文化の豪華絢爛の足跡がくっきりと残っています。
雨模様の薄暗さだったため、正門が圓徳の文字が読みづらいのですが。。。長屋門スタイルでした。
白龍
今回は襖絵、書かん、お茶、庭などをビジュアルにお届けします。最初は襖絵です。
赤松燎画伯 遺作の「白龍」。迫力満点です。荒れ狂う戦国の波濤に身を任せ、天の一点を狙いすませた鋭い眼光を放ち、一気に駆け上る龍。まさに乱世を己の力でねじ伏せた秀吉の荒々しさを感じ取ることができる襖絵です。
●重要文化財
撮影が下手でした、ガラスの映り込みが激しく見づらいのですが、国の重要文化財で長谷川等伯 作の「冬の絵」部分です。桐の紋柄を配置した唐紙の上に描かれています。
雪月花
志村正画伯 作の雪月花図の襖です。綺羅びやかな時代が読み取れますね。
松竹梅
こちらは木下育應画伯 作の松竹梅、拡大してみました。とても、優雅な描き方です。
建物配置のなかに見ると全体の空間の中で建物構造のなかで竹の緑がとても鮮やかに見えます。