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秀吉に切腹を命じられた千利休。その原因については諸説あるようだが、真相は不明。しかしながら、神様、仏様、秀吉様。

茶碗の蓋になっていた圓徳院お点前の扇子には桐紋と菊紋が重なるように印刷されていました。

お庭

庭は賢庭(けんてい)という天下一の石組みの名手が秀吉が全国の大名に寄進させた素晴らしい石を立体的に組みあげた奥深い枯山水。

秀吉公ゆかりの神仏の献茶点前

鉄釉がきれいな色艶となった天目茶碗を使ったお手前。利休没後、秀吉が古田織部に「利休を超える武士の茶を創造せよ」と命じて考案された武家茶のルーツ。神仏への献茶作法から、息がかからないように茶碗を扇子で覆う。

ぐらぐらと揺れる不安定な高台にもかかわらず、手際よくお茶をたてて下さいました。お見事です。お茶菓子は秀吉の好きな金箔がのった馬印千成瓢箪のきんつば。風に紅葉が揺れ、雨の雫が苔の上をすべる石組みの空間を目の前に、武家茶らしく、戦場のひと時をイメージできる椅子に掛けて作法もなく、自分流で自然と一体となって頂くお茶。

茶室

北庭から草履に履き替え、石の上をわたってにじり口に。茶室では平等の利休。にじり口から中にはいる様は、まさに腰を折り曲げ頭をひくくして、膝からゆっくりとじりじり入る格好。刀をはずし裸になって人間として茶の湯に面する空間が待っている。茶室は3畳と少しの間です。

日々是好日

中に入ると、光は自然光のみ。掛け軸には「日々是好日」。是非、400年前の日本で最も権力を持ちながら諸大名に慕われた女性「ねねサロン」。

皆様も味わって下さい。

 

 

 

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