株式会社ノーリツ様のセミナーに参加した時に再認識したことがあります。
それは「省エネ住宅の発端は地球温暖化対策」だったということです。
このセミナーで発信したかったことは『ノーリツのハイブリッド給湯器はエコキュートよりもECOで、しかも、ヒートポンプの冷媒は最も温室効果が低い代替フロンを使っている』という商品紹介でしたが、NPO気候ネットワークの桃井様は「地球温暖化」という人類が抱える課題から、とてもわかりやすく説明されていました。
フロンガスはオゾン層を破壊する物質として使用禁止になり代替フロンガスが使われるようになりましたが、実はこの代替フロンが温室効果ガスだったのです。
ここに着目したお話はまた別の機会に。
こちらの写真、どれも心配なことばかりですが、私が最も印象に残ったのは右下にある干ばつの写真です。
これはカルフォルニアです。
少し前に大規模な森林火災が起きてニュースになっていましたが、降雨量が減少して大地が乾燥しているので火災も起きやすくなるんですね。
個人的にカリフォルニアワインが好きですから、何かできることがあればと考えてしまいます。
日本でも気象に関する自然災害のニュースが毎年増えているように思えます。
最近では、熊などの野生動物が出没することも温暖化の影響が関係していると聞きました。
世界ではパリ協定をはじめ、化石燃料関連企業からのダイベストメント(投融資引き上げ)が650兆円を超え、脱化石燃料の動きが活発化しています。
脱石炭のエネルギーシフトも中国や韓国、イギリス、フランス、カナダ、ドイツが撤退や減少を宣言しています。
自動車業界ではボルボが脱ガソリン、脱ディーゼルを宣言して以来、とうとうベンツも2022年までに全車種を電動化する計画を発表しました。
日本でもご承知の通り、新車が発表されるとハイブリッドであったりEVであったり、ガソリン車でも燃費が向上して発売され、メーカーがエコを先導しています。
さて、我々の業界はどうなのでしょうか?
2015年に「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が公布され、建築物の省エネ性能向上に対する段階的な「適合義務」が必要となりました。
現在、住宅は規制がありませんが、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する基本的な方針(国交省告示 第609号)には「平成32年(2020年)までに住宅を含む新築建築物について段階的に一定のエネルギー消費性能に関する基準への適合を義務化する。」とあります。
詳細は次回としまして、そろそろ省エネ住宅について本気にならないといけない時期になってきました。
特に住宅ソリューションズは、初めて省エネ住宅(ZEH、長期優良住宅、グリーン化事業など)に取り組む工務店を様々な角度からサポートしています。
もっと詳細に、早く知りたい方は、今後のセミナーにご参加いただくか、直接ご連絡ください。
e-mail:hs-sekkei@housol.com