先日の役員会で、社外取締役で元ミサワホーム専務の加藤役員から、中期経営計画の資料を前に
北上さんの資料はコンサルティングのヒトが作るように格好がよくて、騙されてしまう。こういう発言があった。確かに的を射た問いである。だからこそ、「根拠」にこだわる自分がいる。
さて、その形重視の私が考える、経営者像だ。
これは多くの成功した経営者像が巷に溢れているので、議論余地がないかもしれない。
しかし、敢えて考えることにした。
経営者で必要な能力・性質は何か?
「ケチ」であること。
これは重要な性質である。
なぜなら、ケチに端を発して、健全財務につながると信じているからだ。
無駄をしないとスマートに言っておこう。
次に「疑い深い」こと。
何でもかんでも信じてイケイケのタイプもあるが、なるべく信じない。信じるに足る要素をたくさん集めて判断する。このスタンスは重要。
この「ケチ」と「疑い深い」の2要素を挙げた理由は、自分に持ち合わせてないからだ。
つまり、ここで私は経営者に不向きだということが分かる。
不向き故に、努力していることになる。
さらに、「オン」と「オフ」が切り分けられること。
これも苦手だ。
休みもずっと仕事のこと、会社のことを考えている。
「ネェ、聞いているの?」
怒られえる所以である。
才覚のない経営者は、自分に才覚のないことを自覚することで、良い経営者を目指すことができる。
側近に才覚のある人材を揃えるからである。
これが側近もダメ、自分もダメなら会社の行く末は決まったもの。
弊社は側近が優秀なのでご安心を。