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■北のエメラルドグリーン

 

気候がヒトの性格に与える影響は少なからず存在する。

 

特に、半年間、雪に閉ざされ、行動が制限される北国の自然(気候)とヒトとの共存関係は生活の至便性に直結し、良くも悪くもヒトの内面に響くことになる。もちろん、個人差はある。が、影響の有無からすると、「有」となるに違いない。

 

日本の気候は複雑で一口に言い表しづらい。

昨今では、海水温の上昇もあってか、大型台風の襲来がめだつ。

寒流の海、以前では獲れなかったマグロなどが水揚げされているようだ。

以前として、

北海道は梅雨がない。ゴキブリがいない。360度のパノラマの広い空、大きな空。美味い空気、暖かい家。など、生活利点がある(たぶん、今でも)。

除雪車や融解作業などで道路のセンターラインが消えていたり、路面に凸凹があったりする。また、気候柄、夏のマラソンの最適地となっている。驚きは、冬のパウダースノーは一大リゾート地(ニセコなど)を形成するに至った。現在の円安は一段とフォローであろう。

 

この故郷は、緯度でいうと北緯42-43度あたり(札幌)。

他の国でいうと、どこだろう?

フランスのコルシカ島、イタリアのトスカーナあたりだろうか。温暖化(日照量のアップ)とともに、漁獲内容の変化のみならず、ワイン生産が盛んになっている。もともと、緯度ベルト地帯としては、適している、技能が伴えば国際銘柄が生まれるだろう。

 

一人あたりの国土面積は日本一広い。

東京の100倍ぐらいの大きさだろうか。

 

我慢強く、大らかな(大雑把)でさっぱりした性格はここからくる(たぶん)。

それは方言においても(大雑把)、言えることだ。

 

「なんも、なんも(気にしないで)」

「したっけ~(じゃ、またね)」

・・・ こうなる。

さて、エメラルドグリーンの海は南国特有の海ではない。

11月の雪が降る前の台風明けの海を見に行った。

ちょっぴり、エメラルド。だけど、少し北の荒々しさをもつ、青と緑の共演。

ヒトと共存するナチュラルな関係である、然り。

 

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