■パドレス VS フィリーズ
ダルビッシュ(パドレス)、残念でした。
随分前ですが、双方の街を訪れたことがあり、また違う目線で試合を楽しませていただきました。
パドレス:サンディエゴ
サンディエゴですね、ラホヤの美しい海岸線が目に浮かびます。遠くに海軍の大きな船が浮かんでいました。
巨匠ルイス・カーン設計の「ソーク生物学研究所」建築を見にいきました。
海が見えるシンメトリックで遠近のあるコンクリートの建物が時間を止めて、絵のような無言の静寂を作り出し、それはそれは神秘的で空の青と海の青とコンクリートと柔らかな木材枠が、時間ごとに季節ごとに調和した風景を創造してました。
街も西側らしいスペイン調のオレンジの瓦の建物が多くあり、明るくてパドレスの選手に似合う光景でした。海岸線はリゾートっぽく、不動産価格も高かったですね~
フィリーズ:フィラデルフィア
アメリカ独立宣言の街です。こちらはニューヨークからアムトラックに乗って降り立った街です。有名なのは、コンピュータです。私立の名門大学、ペンシルベニア大学(ドナルド・トランプ氏卒業(‘◇’)ゞ)を見学。
この学校に黎明期のコンピュータがあるのです。
1946年発表(この大学で設計・開発された)の「ENIAC(考案・設計、ジョン・モークリーとジョン・プレスパー・エッカート)」がロビーにオブジェクトとして設置されていました。真空管(17468本、アキュームレーター、10進法)のコンピュータです、滅茶苦茶図体も大きいです。その中に大きな真空管(よく壊れて取り替えるのが大変だったようです)が林立していました。
昔のコンピュータは弾道弾計算など戦争向けの演算用だったようです。私も初めて習得した高級プログラミング言語はイギリスのもので、やはり、弾道弾計算用でした。ですから、ビット計算ができる高級(?)言語、CORALといったかな~。
ついでに、ソークと同じルイス・カーンの設計の建築物「ペンシルベニア大学リチャーズ医学研究棟」を見てきました。あとは、博物館(ロッキーの撮影現場(足跡のレプリカがあったかな))とか、ウイリアム・ペンが指さしている(イギリスの方向)像とか、いろいろありましたね。
西側のパドレスと東側のフィラデルフィア。
風土も歴史も違う2つの地域の激突でしたね。懐かしい想い出とともに応援していました。
そうそう、フィラデルフィア校外のカーン設計の住宅をヒアリングしたとき、有名建築家の家は暗くて寒いけど、住んでいることがプライドよ、みたいなことを住人が言っていました。確かに~。日本でもあるある(笑)。