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■カブトムシ

 

もし、井の頭公園でカブトムシを見かけたら、それは我が家の子孫たちだ。

 

子供が年中ぐらいのときに通ったサイエンス教室でカブトムシの雄と雌のツガイをもらった。そのツガイが、次の年に15匹ぐらいの子供たちに増えた。それから、30匹、50匹、70匹……、最初に面倒を見てから、5年間。丁寧に育てた結果、100匹ぐらいになったカブトムシたち。

 

毎週、幼虫時代は、土を新しく補充し、お掃除。このカブトムシの糞は栄養たっぷりで庭のアオハダが購入時5株の株分けだったが、12株の株分けまで成長するほど最高の飼料だった。成虫時代は、大好きな蜂蜜をあげ繁殖させた。その大きなBOXが二本になったため、親子の合作で中庭にカブトムシの家を建てた。

【ビートルズハウス】

だが、これが欠陥住宅だった(‘◇’)ゞ

隙間があったわけだ。

彼らは夜行性だから、夜中に空高く舞った。井の頭公園の空に我が家のカブトムシが飛び立ったわけだ。こっちの方が甘い蜜をフンダンに食べることができるのに……。

美味しい蜜より、初めての飛行、自由を選んだカブトムシ達。

 

その気持ち分からんでもないが……。

蕎麦を食べながら、そんな懐かしい事件を思い起した。

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