■5.計算する機械
言わずと知れた「アラン・チューリング」。
コンピュータの船出は、この数学者から~。
数学する身体にチューリングのことが登場。
若いころに読んだ「チューリング・マシン…」についての書籍内容を少しずつ思い出した。
今なら「精霊の箱」。
森田氏の言葉を参考に……。 ↓
現在のパソコンやスマートフォンは、チューリングの発想から生まれている。
プログラムとデータの融合の瞬間でもある。オラクル:このとき生まれた言葉である。
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コンピュータ世界の進化は皮肉にも戦争だ。
私が初めて学んだ高級(?)言語のCORALもビット操作が可能で、
戦争の弾道弾の動きを計算するためのイギリスで開発された言語だった。
ナチスドイツの「エニグマ暗号」の「鍵」を解き放したチューリング。
現在の「人工知能」の入り口、経験から学べる(学習する)機械モデルの発想も彼の偉業である。
「人間の数学的思考は、ほかのあらゆる思考がそうであるように、脳と身体と環境の間を横断している。
脳の中だけを見ていても、あるいは身体の動きだけを見ていても、そこに数学はない。……」
素晴らしい言葉の綴りである、感激がこの書籍のなかにキラキラと埋め込まれている。
是非、読んでみてください。