■参入障壁
ビジネスには競合が入りづらい事業内容との視点がある。参入障壁のはなし。
当初、「建材の卸」をビジネスセグメントとして据えたのには訳があった。参入障壁があるからだ。
どういうことか?
- 保証金という取引開始のため商社に預けないといけない資金が必要
- 薄利多売ビジネスのため、大手の企業参加がない
- Web閲覧で、かつ、前金(Cash On Delivery)のため、振込には会社信用が必須
この3点が防御壁となって、弊社に有利に働き、起業当初5年は順風満帆に成長した。ところが、年々成長させなければならないビジネスモデルが、ヒトとヒトとの関係性の弱い事業で、成長が止まった。
気づくと競合他社が相次ぎ参入……。
そうこうしている間にコロナ禍。中小企業の住宅市場は一気に冷え込んだ。
忍耐の日々。
これを契機に事業の多角化を推進。
複数セグメントを採用し、業界内でターゲットマーケットを少し変えつつ、相互の事業間でシナジーを作っていく。……。
コロナが落ち着き、気づけば「建材卸」に競合が見当たらない……。