仕組みとスキル

LINEで送る
Pocket

売上を伸ばすことは、「攻め方」「仕組化」の二つかと考えている。

前提として、主なチームメンバーは、共通情報として、月次の売上目標を理解していて、

おなじ方向で努力していることだ。

部門長だけが目標を持っていてもダメだ。目標達成はできない。

 

で、目標達成のために、何をするのか?

ここだ。

 

(1)売上額と相関のある項目を探す

(2)その探し当てた項目の拡大にシンプルにポイントを絞って、施策を展開する。

(3)月次の予想を相関から、回帰分析を持ち出し、

X値から売上予想求める、それの出来具合でさらに施策をうつ。

 

例えば、人数が増えれば売り上げ拡大になるのか、月次のアクセス数が拡大と正の相関があるのか、

入札数なのか、広告宣伝費なのか、営業日なのか、生産性なのか、自動化なのか……。

まず、相関の強い項目を探し当て、その拡大に的を絞って資本を投下する。

 

属人的な勘や成り行きや単なる前年+%では、話にならない。

根拠がないからだ。根拠というのは、相関や分析のなかに存在する。

回帰のなかに、予想値がいる。

 

オペレーター仕事は、刹那的だが、目標達成思考こそ、【考える】仕事になる。

 

こういうアプローチをPDCAで回す、そんなことを基本にした経営にしたいものである。

 

LINEで送る
Pocket

頭で弾く「DOE」

LINEで送る
Pocket

株主資本配当率DOE:Dividend On Equity ratio)企業が株主(自己)資本に対してどのくらい配当を還元しているかを表す指標だ。

 

配当性向というのは、その年度の純利益から、どのくらい配当に回しているのか?

30%ぐらいが適切という、内部留保や投資も重要だから、そんな感覚だ。

配当性向は、あくまで、その年度に閉じた指標である。

 

DOEとなると、自己資本・純資産に対して、どのくらいの割合で株主配当に回しているか?

似ているようで少し違ってくる。大企業の多い東証プライムあたりで、3ぐらいが多い。

 

例えば、その年の純利益が3000万円だったとする。

で、自己資本が15000万円。発行済み株式数が1500株。

 

これでいくと、

配当性向を30%とすると、3000万円の30%で900万円が配当原資になって、900万円÷1500株で、一株あたりの配当額が「6000円」になる。

一方、株主資本配当率となると、

配当総額÷自己資本だから、900万円÷15000万円になり、6%がDOEになる。

どっちが聞こえがいいか、当然、DOEだ。

 

株価を置き去りにしてしまった。未上場だと、若干つまらない議論になるが、自己資本÷発行済み株式数で、1株、10万円としよう。

10万円の投資で6000円とのことだから、こちらも、たまたま6%。年利だ。

 

ROSでいうと、また、違ってくる。

経常利益÷売上高 だから、純利益は税引き後なので、税金や特損(利益)を考慮しているが、税前で4600万円の営業(経常)利益としよう。

売上が10億円。したがって、ROSが4.6%だ。

これも業態によって、数字が変わってくる。卸などは、3%ぐらいだ。

 

 

せめて、ROSは10%にしたいと考える。

そんな数字で経営をはじいている。

たとえば、

10億円の売上で営業利益を1億円。

ROSで10%、純利益が6000万円程度。

配当性向を30%として、配当総額が1800万円。1株配当で12,000円

DOEでいうと、自己資本が2億円ぐらいになるので、自己資本利益率(ROE)が30%。

ROE×配当性向(30%)でDOEは9%。配当総額÷純資産でも、もちろん、9%

やっぱり、DOEが聞こえがいい。株価も上がっているけど、投資利回りとしては、グリコだから、

嬉しい投資になる。

ま、こんな経営を目指している(笑)。

LINEで送る
Pocket

マーケット

LINEで送る
Pocket

◇日本の電気代値上がり状況

G7のなかで4位だって。

1.イタリア

2.イギリス

3.ドイツ

4.日本

5.フランス

日本は31%アップ!!!

当然、ガソリンもガスも上がっている。

ヨーロッパ、ロシアからのガス供給が止まっていて、オーストラリアの影響も受けている国々と堂々と渡りあるかなくても(;^_^A

家計に響きます、う~ん。

 

◇中国で日本への旅行が解禁

コロナ前の水準で80%の状態の旅行者

意外だけど、この方々が日本でカードを使うと、

カード会社は損失がでるらしい。0.7%赤字になるとか。

 

◇わが社の関連ニュース

・住友林業の米国販売が好調

米国市場の売上を70%としている該社はドル高も手伝って、堅調!

・三栄建築設計をオープンハウスが買収

買い付け額に寄せてます💦

シナジーがでるといいですね~

 

◇為替と不動産

中国の不動産はひどいことになっている。

為替もひどい(元安)。

日本はどうか?

トヨタ好調、為替を125円で計算してるらしい。

でも、今日は146円。黙って差額分が上振れの可能性を残している。

商船会社も円安で好調だけど、長引くアメリカのインフレ頼みの為替

日本の不動産も過熱感が終わらない。

不動産含み益と言えば、倉庫会社や電鉄会社だ。

三井倉庫は堅調、羽田周辺を考えると京急だ(笑)

 

マーケットを学ぶと経営に随分と役立つ。

学ぶことが多いですネ♪(^^♪

 

LINEで送る
Pocket

のれん代

LINEで送る
Pocket

■のれん代

 

昔、痛い目にあった科目である。

 

ある企業の財務評価で「のれん代」の大きな金額に驚いた。

この会社は「国際会計基準(IFRS)」を採用しているので、償却しなくてよいことになる。「日本の会計基準(J-GAAP)」では償却対象である。

償却期間も20年より、短いことになる。

 

そもそも、のれん代とは、M&Aで会社を取得する際に対象となる企業の自己資本額とM&Aで提示した金額の「差額」を意味する。

子会社化(M&A)にするとき、国税庁が示す清算価値に対し、付加価値部分(ブランド)を積み増し、多額の資金を投じたことになる。

 

つまり、ここで言う「差額」は、無形資産部分のノウハウや人材や顧客リストなどである。

償却をしないにしても、その投資効果がない場合、減損会計の可能性を残しているように思える。

大分前だが、妙に、上値を取れずに売手圧力がかかったことを思い出す。

効果のない投資が税務的にひっかかるわけだ。で、私が痛い目にあったのは、それが原因で倒産した会社があった。

 

さて、財務諸表を詳細にみるようになったのは、

大竹慎一氏の書籍を読み漁ったころからだ。

分析型のリサーチである。自分の性格に合っていると思ったからだ。

企業経営が堅実になっている背景でもある。

 

LINEで送る
Pocket

「期限」の意味

LINEで送る
Pocket

■期限を設定する

 

何をやるにも、

必ず【いつまで】、【何を】、【どのように】を設定しなければならない。

 

これを最低限設定しないと、PDCAが回らない。

 

いつまで経っても報告があがってこない。

「期限をきったの?」

「いえ、……」

 

これでは物事は進まない。

 

私(経営者)は、「せっかち」だ。

指示すると、すぐに結果がみたい。

中間報告でもいいが、スピードが重要だ。

 

期限というのは、「コスト」である。

ダラダラやるのが、もっとも無駄である。

極端かもしれないが、ダラダラやるなら、やらない方が良い。

 

また、ひとつ考えたら、関連する具体的な項目を抽出し、階層化しなければいけない。

この流れを「論理的」という。

その理由も重要だ。「どうして? どうして?」

 

工事請負契約の印紙税には消費税部分を除く本体工事が明確な契約書にしなければならない。

このことを考えていて、上記の思考がめぐった。

LINEで送る
Pocket

建材事業

LINEで送る
Pocket

■参入障壁

 

ビジネスには競合が入りづらい事業内容との視点がある。参入障壁のはなし。

 

当初、「建材の卸」をビジネスセグメントとして据えたのには訳があった。参入障壁があるからだ。

 

どういうことか?

 

  • 保証金という取引開始のため商社に預けないといけない資金が必要
  • 薄利多売ビジネスのため、大手の企業参加がない
  • Web閲覧で、かつ、前金(Cash On Delivery)のため、振込には会社信用が必須

 

この3点が防御壁となって、弊社に有利に働き、起業当初5年は順風満帆に成長した。ところが、年々成長させなければならないビジネスモデルが、ヒトとヒトとの関係性の弱い事業で、成長が止まった。

気づくと競合他社が相次ぎ参入……。

 

そうこうしている間にコロナ禍。中小企業の住宅市場は一気に冷え込んだ。

忍耐の日々。

 

これを契機に事業の多角化を推進。

複数セグメントを採用し、業界内でターゲットマーケットを少し変えつつ、相互の事業間でシナジーを作っていく。……。

 

コロナが落ち着き、気づけば「建材卸」に競合が見当たらない……。

LINEで送る
Pocket

オンライン会議

LINEで送る
Pocket

■声だけの会議の意味

 

ビデオをオフにする。

髭はもじゃもじゃだし、髪の毛もボサボサしているから、このクリックは恋人なみの力強い味方だ。

自分の発言以外は音声もオフにして、ジッと聞く。

宅配がきたときやトイレに行くときは、ササっと素早くだ。

 

 

オンライン会議のこと。

 

顔があり、関係性が見えている会議と異なる。

声のみの関係は、見えない関係になる。

見えない関係は段差を下げて同じ目線での会議となる。上下関係がグーンと下がる。

耳(声)に集中する。より聞くことになる。

誰が何をどう言うか?

ここに衆人の感覚が奪われる。

そこには部長も課長もいない。声があるのみだ。

 

案外、公平性が高まっていいのかもしれない。

内容に集中するから、若い方のスキルも判明する。

 

 

会議の際、大手企業では、座る位置も決まっているし、話す順番も決まっているし、入場だって威厳たっぷりに社長が最後に登場する。

皆、揃ったら自分が入る。一番偉いから……。

 

そんな会議とオンライン会議は質を異にする。

 

弊社では、私は下座に座ることもあるし、最初に会議の席につくことが多い。

そんな関係性より、中身だ。会議で何を確認し、何を議論するか?

ここが重要。

 

形にコダワッタ関係性をウィズコロナのオンライン会議は突き崩して、本質に迫った。

良かった点のひとつである。

 

LINEで送る
Pocket

深く考える、深く

LINEで送る
Pocket

■深く

 

深く考える【深く】:カテゴライズ(階層化)した項目別に、深くだから、掘り下げることだ。その方法は、原因(どうして?)を追究し、一つずつ具体的な施策を実行すること。

 

B-2)情報の精度と鮮度をあげる

どうして、現状把握をしないのか?

・過去の購入者へのアプローチをする

どうして買わなくなったのか?

・どこから買っているのか?

どうしてチェンジしたのか?

・原因をしることで対策がうてる

 

B-3)営業は誰がどのように担っているのか?

B-4)情報を共有して対策をうつ会議をどのくらいやっているのか?

B-5)購入解析とはどうあるべきか?

 

……

 ※深く考える、深さについて、少し書いてみた。

ただ、引っかかっていることがある。

コピーライターの荒木俊哉氏の 瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

この「瞬時に」が引っかかっている。つまり、「深さ」は言語化の「速さ」だという。

言葉にするのが大切で、伝えるのは次だという。

メモ書きを2分でトレーニングするのはそのためと書いてあった。訓練で力はつくと。

ここが「伝える」と「言葉にする」の境界において、私が間違っている部分かもしれない、こう考えはじめた。

ということは、一気に最奥に達して、ポイントを得た回答が訓練によってできることになる。

斜めの線が不要になるわけだ。

マジか……(笑)

 

仕事の評価は、「どう言うか」より「何を言うか」

どう言うか:伝え方

何を言うか:言語化力

LINEで送る
Pocket

労務スタイル

LINEで送る
Pocket

■労務スタイルの意味

 

コロナでテレワークスタイルが常態化した。

 

そこで、分かったことがいくつかある。

 

働く場所、オフィスは自己管理力の弱い社員にとっては最適である。

否が応でも、場所という束縛のなかで、コミュニケーションをとり、自分のワークを成立させる。

 

これが束縛のない環境になると、自己管理能力の差が労務の差となって表出する。

 

だからといって、商業取引は容赦ない。

 

場所の束縛性がなくなることは、常に連絡がとれて、結果をだせる能力が担保になる。

おなじ場所でのオンとオフの切替スタイルをそれぞれが確立しなくてはならない。

ビデオをオフにすれば、衣装だって気にしなくて良い。本来のオフ状態でオンをすることになる。

自ずと、テレワーク社員の誰もが、自己を律して結果をだせる社員に成長することになる(はずだ)。

 

自分自身の価値を示すには、自己管理能力を基盤としたスキルの発揮、対外的な信頼、そして実績といった流れになる。

 

テレワークだからこそ、適当が許されない厳しい環境なわけだ。

 

コロナ ⇒ テレワーク労働 ⇒ 自己管理能力 ⇒ 信頼 ⇒ 実績

 

この循環においてもそれぞれが有機的にコミュニケーションをとり、成長しなくてはならない。

会社にとっても、オフィスの意味や取引先との信頼の根幹が問われることになる。

 

頑張りましょう!

LINEで送る
Pocket

目指すところ

LINEで送る
Pocket

■目指すところ

 

収益力の高い企業が良い企業だ。

結局、好循環スパイラルは収益力をベースに形成される。

それには強い事業モデルが必要だ。

何をもって強いモデルとするか?

経営とはここにコダワル日々の行為である。

 

 

13期の経営指標を整理していて、つくづく、おもった。

LINEで送る
Pocket