自分投資

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■自分投資

 

40代の頃、休日は自分投資していました。

「知」を【見る】と【学ぶ】から取得していました。

 

例えば、上海でキーボードやUNIXの現状を調査していたとき、電話が鳴りました。

声の主は、当時の勤務先の社長。「いま、どこにいるのですか?」

「上海です。……」

 

だいたいが好奇心旺盛だったから、直接自分でやってみないと気が済まない。ベトナムで証券市場が開くというので、行ってみた。7社上場だったか?

結局、何もなかった。訳が分からない状態だった。社会主義国の証券。これは買えない、そう思った。

 

「探索の旅」というのだろうか?

株式投資では土日を使って直接IPOの社長の講演を聞きに行った。当時は不動産金融の黎明期、まさにドストライクを取りにいった。

FXの自動ロボット(プログラム)も検討したが、自分には向いていなかった。

ネットで売買の板を見ることができるようになったことが、プロとアマの垣根を取り払ったわけだから、投資オペレーションは方針と道具さえしっかりしていれば、資金が増える仕組みに思えていた。

 

金利にも敏感だった。

金利というのは「モノ」と「マネー」の関係を左右する。

【モノ > マネー】はゼロ金利のなせる関係。【マネー > モノ】は金利アップで歴然。

同様に、【新築住宅>中古住宅】はゼロ金利基盤。金利が上がるとこの関係が逆転する。ただし、リフォームの話。

リノベは金利に弱い。

 

 

 

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セレンディピティ

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■セレンディピティ

一世を風靡した言葉である。

偶発的に発見に巡り合う能力とでもいうのだろうか。

クリエイティビティ

こちらは天才には必須のキーワード。

セレンディピティは成功者、開拓者のキーワードだ。

これらのキーワード、自ら放棄していないだろうか?

点検が必要だ。

世間様に見られたら恥ずかしい行為をしていないか?

いつだって言い訳して何かを他人のせいにしていないか?

・・・

こういう幸運を運ぶ上記の2つのキーワードをゲットする人もいれば、

相反して、これらのキーワードを放棄するような行為をして、運を逃す人

強い企業の代名詞は財務力(収益力)。

黒字でも倒産する。資金繰りが命だ。銀行も返済能力の怪しい企業には貸し出すことはない。

借入は信用がある証拠。事業の先がある証拠。

創業3年で資金が底をついたとき、アチコチの銀行に借入相談にいったが、(当たり前だが)どの銀行にも相手にされなかった。

最も大きな銀行は信用保証をとってから行ったが、窓口の女性が書類を受け取ることはなかった。

「こんな、つぶれることが見えている会社(1億円近い負債があった)に貸せる訳がありません(整ったお顔で美しい唇から飛び出た言葉)」きっぱりと言われた。

ずっと、執拗に粘ったがダメだった。悔しさが込み上げてくる。重い足取り。帰り道、様々なことが頭を過ぎった。

そもそも、大手企業を退社するとき、ヒトも販路も商品もノウハウも何も持たずに、白紙での起業だったから、事業を確立するまで情けない話だが、増資と借入で繋ぐしかなかった。

しかし、こんな危うかった会社と私を救ってくれたのは、過去のお付き合い(知人たち)だった。

金策に疲れて、目の前の電車に飛び乗った。

「沈む船には一緒に乗れない」、そう言って社員は次々に退社。残ったのは私を含めて3人。

この窮地を救ってくれたのは、飛び乗った電車に偶然に乗っていた知人だった。

どうしましたか?(きっと青い顔をしていたのでしょう)」

いや、実は……

その知人は、超がつくほど優良な上場企業の中堅社員だった。

社長に会わせてくれるという、バラ色の事業計画書を説明した、何の質問もない。

分かりました、配当が楽しみです

一言、こういって出資してくれた。

実は、電車で会った知人の上司であり、この企業の取締役で関連子会社の社長が大学の同級生(同じ学部の同じ学年)だった。

彼が出資を応援してくれた。

飛び乗った電車で会った偶然

その会社の上級幹部が同級生だった偶然

創業3年、朝5時から休むことなく働いて、自身の給与を無くして働いて、一生懸命が繋いだ幸運だったかもしれない。

だが、甘えてはいられない。

さらにイノベーション+PDCA!

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分解志向

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■分解志向

 

弁財天でお金をジャブジャブ洗うのもいいが、

気合だけで数字はできないから、お金を洗ってお金を増やす思考より、

増えない理由、増やすための根拠と行動計画、チェックポイントが重要(;^_^A

 

【売上】はどういう要素でできているのか?

【利益】はどういう要素でできているのか?

 

 

小さいとき、何でもかんでも分解した。

時計、ラジオ・・・、壊れたテレビ・・・カメラ・・・。

 

中身を細かくして部分として確認することで全体を知る。

 

【事業】はどういう要素でできているのか?

・・・

 

特にシステムエンジニアになったことが、このアプローチに拍車をかけた。

手続きという階層の概念があるからだ。

大きな塊を砕いていく、共通の部品と個別の部品をわける。

 

軸を設定する。

時間、場所、利用者、処理手順、需給などなど。

重要度、緊急度、稼働率などで評点をつけてみる。

 

 

【動く】と【働く】

とても良く動く人がいる。

あまり動かなくても結果を残す人がいる。

どっちが働いているか?

後者である。

 

無駄、ポイントを絞らない動き、意味のない動き、タイミングをはずした動き。無駄である。

 

深く考えよう、こう言っても変化がないときは、分解志向で分類してみよう、こう言いたい。

その売上は何でできているのか? 構成要素。

お客様、仕入先、価格、・・・

お客様は何でできるのか?

最近入った人、まだ一度も買ったことの無い人、いつも買ってくれる人・・・

いつ買ってくれるのか、何を買ってくれるのか、買うときの順番があるのか? ・・・

 

分解は「改善点」を教えてくれる

 

そんな気分、もうすぐ決算だから、そんな思考に陥る、季節柄。

 

 

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経営者の仕事

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■ビジネスモデル強化

 

頭では分かっていても、なかなか実行できていない(;^_^A

経営とはBS(貸借対照表)を作ること。今となっては、資本金の拡大はハードル(大企業の部類(税金))があるから、ここでは、銀行(他人資本)をフックにPL(事業)で回して着地(利益を加算)させることになる。

PL(損益計算書)とは、営業キャッシュフローが順調であることが大切。事業とはPL。現状の課題は月次決算の精度(悪い)とスピード(遅い)。ここを改善しないと経営的にしんどい(-_-;)。また、一人ひとりの自立と収益へのこだわりが弱いことも改善大だ。

 

ITは人材投資だ。未経験者なら将来性(地頭と勤勉さ、そしてメンタルの安定感)。経験者なら、コミュニケーション力とリーダーシップ、こうなる。

 

住宅系はワンストップの付加価値。

つまり、建材仕入:設計:施工力。この流れで他社にない、安く仕入れて、あるいは、オリジナル製品を作って、きちんと設計して間違いなく施工する。

「親切、丁寧」がコツ。お客様を恋人だと思うと親切になる、丁寧になる。

この差異性力が付加価値になる。そして、サービスの質。ここをハードからソフトに転換しなくてはならない。

モノを提供しているのではない、価値を提供していることにこだわる。。。

さてさて、ソフトの時代は「あなたを想う」時代。

収益を作るのは「現場」だということ。

お客様と接する私であり、あなただと言うこと。それが責任ある仕事と企業遺伝子になり仕組化する。

「責任」「自立」を実現しなければならない。集中してポイントを絞って事業にあたる、収益は集中ポイントから生まれる。拡散すると利益も砂に浸み込み、行方不明だ。

 

チャリンチャリンの仕組(ブランド)設計。理想だな~。

 

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成功の秘訣3

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■成功の秘訣3

 

ところで、自分の投稿、まるで成功者のようになっている(;^_^A、まだ、成功していない私にもかかわらず・・・。

不覚だった~。改めよう!!

鮨屋の職人さんからオフィスに電話がきて、「すぐ来てほしい」という。

以前、ちょうど起業したての頃、カウンターで一人お鮨を頂いていたとき、隣に座った女性が私を大変気に入って、色々と話し込んだ経緯があった。その女性が私を呼んで欲しいとオファーしたのだ。

 

はじめて会ったときに話した内容はこうだ。

女性:「あなたには成功の相がでている」、

自分:「なんのこっちゃ??」

女性:「私は最初、新宿で小さな旅館を経営した、そこで大勢の宿泊客の靴や身なり、そして、話し方、顔つきなど、見てきた。その大勢の中で成功したヒト、しなかったヒトを見てきた」

自分:「ふむふむ」

女性:「あなたにはその成功した人たちと共通した成功の相がある」

……

この女性は、まだ新宿が戦後の香りを残し、ごった返していたころ、小さな旅館から起業し、辛抱強く事業を重ね拡大させ、ついに大きな資産家になっていた。新宿の一等地に不動産(ビル)を持ち、大きな邸宅に住んでいた。どういう訳か私をいたく気に入った。カラオケに一緒に行こうとか……、お誘いをうけたが丁重にお断りした。

 

その成功した彼女がいうには、一つだけ、マイナス面があるという。

「髭を剃るべきだ」こう言う。

それができれば大きな成功を収めるという。

 

 

自分らしさを優先し、これもお断りしたのだが、この成功した女性の眼力は凄いと思った。

そもそも「成功の相」ってなんだ?

ま、ここでは多くのヒトを観察して成功したヒトたちを共通項でくくったのだろうが……、

……、靴(足元)がきちんとしている、他人を不愉快にしない様、的確なコミュニケーションなどなど。顔つきや身体つきになって表出するらしい……。

 

エッ、大成功に縁遠いのは、髭か、理由は・・・(笑)

う~~ん

 

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因果

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良い結果にも悪い結果にも必ず原因が存在する。

因果である。

 

原因を解析して手を打つのが部門長の役割である。道標を示すわけだ。例えば、モノが売れなくなる。近所にもっと品揃えが良く廉価なお店ができて客がそちらに流れた。これは分かり易い原因だ。

 

新規の購入者を増やす、買っているお得意様のリピート率をあげて、プラスワン購入を促進する。まだ、買ったことのない人たちに最初の一品を買ってもらう。これらはいずれも道標だ。方針、戦略と言い換えてもいいだろう。細かな実行は担当者だ。日々、目標を明確にして取り組む。対策別のリストを作り、アポイントをして、正確な情報をつかむ。そのうえで戦術を施す。施術とでもいうのだろうか。改善を見える化し、共有し、結果を生む喜びを共有する。そういうことだ。

 

その道標を実行するのが社員だ。恐らく、弊社でも毎月このように何故売上が減ったのか? とか、どうすればいいのか、議論していることと思われる。が結果がついてこないということは、何か実行する戦術が悪いとか、道標が的はずれなのか、そこに別の「因」が存在している。

 

社会が悪いとか、自分には関係ない、こうなると改善は夢のまた夢。給与放棄のようなものだ。

イノベーションなくして、発展なし。

議論なくして、改善なし。

役割無くして、責任なし。

直ぐに実行せずして、結果なし。……。

 

凹んだときこそ、実力が試される。その期待値は大きい。

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成功の秘訣2

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■成功の秘訣2

 

前回は「深く考える」ことの習熟がいかに重要かを事例として書いた。

今回は型にはまらず、人生を過ごすことを書いてみたい。

田舎からノコノコ出てきて、入学当初の4月からGWまでは学校に通った。全部の教科書を買わないといけないという。教科書を見ると読む意欲を殺ぐような構成と内容だ。要するにツマラナイ内容。そして、価格がメチャ高い。語学は仕方ないかと思って購入。残りの分厚くツマラナイ教科書はどうにかならないものか?! 思案した。

 

授業を受け持つ教授の名前を書いたメモを手に大手書店に向かった。そこで確認すると、ほとんどの教授が岩波新書などの新書版書籍を出版していた。そこで、閃いた。

それぞれ、2冊ずつ購入しても、正規の教科書を購入するより四分の一程度の資金ですむ。これは名案。

 

これなら、昼間の学部だが、出席をとる科目は少ないので、授業に出なくても単位は取れそうだ。昼間のアルバイトをベッタリする決意ができた。結果だけ書くとすべての単位は取得できた。各教授の新書版のポイントを暗記して試験で回答した。出席を取った体育などは落としたが、翌年2回出たら単位をもらえるという、翌年しぶしぶ2回出席。

 

で、滅茶苦茶アルバイトをした。社会勉強になったことは言うまでもない。

一度だけ、ゼミに受かったらアルバイトは止めようと思ったことがある。

ゼミの教授面談で「最近、どのような本を読みましたか?」こう質問されたので、正直に「高橋和己」のコレコレです。こう返答した。「その本を理解できました? 無理でしょう!」 その教授の言葉に反論してしまった。「理解というのは個人個人の経験によって違っていいと思います。理解に深みはあっても絶対的な正解はないと思います」

 

それからも、ずっと、アルバイトが続いたことは語るまでもない。

一流の金融機関に就職しようと柄にも無いことを考えたことを悔やんだ(笑)。

 

アルバイトでは頭を使うことを考えた。喫茶店のボーイをしたときは、注文をメモせず、何人まで正確に覚えて間違わずに出すことができるか? 12人まではできた。国税庁のアルバイトでは脱税の証左の取り方を学び、新聞社のアルバイトでは編集を学び……。こういう具合に社会勉強を重ねた。

 

型にはまらずに、創意工夫する。これも成功の秘訣だ。

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成功の秘訣

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■成功の秘訣

 

40歳頃のことだが、建築見学にはまったことがある。フランク・ロイド・ライトの建築(タリアセン)を見にいった。シカゴからプロペラ機に乗り換え30分ほどの「マジソン」。そこから車を借りて現地に向かうのだが、シカゴで1日自由時間があったので個人でシカゴ中央駅から1時間ほど電車に乗ってカナダ国境近くの旧知の知人を訪ねた。

 

中央駅12番線ホームで電車を待っていた。気が付くと、先程まで周囲にいた人たちが誰もいない。「エッ? 何? どうして?」と、思って再度掲示板を見に行くと、14番線に変更になっていた。日本では行先とホームはセットで固定という頭があったので、慌てて14番に移動した。

 

電車に乗って、目的地までおよそ1時間。車内は満員だった。車掌さんが切符を確認にきたので、切符を見せた。その切符を映画のワンシーンで出てきたように、荷物置場の下のクリップバーにパチンと挟み込んだ。オッ、恰好いい。その思いの一方で、

「エッ?」

どうしてかなぁ~?

 

このヒトはここで降りる、切符は確認した。そういうことだろうなぁ~。

 

しかし……、もう一つ、「アッ、切符を回収したのか」、こう考えを深めたとき、その考えは不安を助長させた。駅舎に回収機能がないのかぁ……

 

前に座っていた女性に「ここに行くことに間違いないですよね?」、恐る恐る尋ねてみた。彼女曰く「私は先週ポーランドから移住してきたばかりで英語が分からない」、こう英語で答えた。益々悲しくなった。

 

ナントも複雑な気持ちになり、マップ(当時はスマホがない)を眺めて、次に停車する駅で照合しようと考えた。マップと同じ駅名だったので安心した。

 

目的地に駅舎は無かった。鬱蒼とした森の中、原っぱだ。公衆電話が1台あった、そこから電話。少しの時間、不安のまま……。そこに真っ赤なスポーツカーで見知った顔が登場した。笑みがこぼれた。フーッ、ひと安心。

 

私は成功の秘訣は「深く考える」これが鍵だと思っている。ヒトの言動には必ず理由がある。そこを理解しないといけない。そういうこと。

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こころざし

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■ソフトバンク、孫正義さん

 

【孫正義さんは19歳の時に

「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1000億円貯め、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ」

という人生50年計画】 を立てていたらしい。

 

以前の会社でのことだが、はじめて取引をしたのが、1991年頃。

ソフトウェア流通企業であり、雑誌の編集企業だった、「日本ソフトバンク」。

 

その頃出入りしていたソフトバンクの社員とソフトウェアの仕切を56%から53%にしてもらったときの立ち話。

 

最初のころ、社長がみかん箱の上に乗って、演説しました、「わが社は世界的な企業になる」、って。

皆、キョトンとしていました。  こんな話。

 

あれから、30数年。

確かに、そうなった。

グループ企業、数百社。……。

 

彼は、【ビジョン】【プライド】【社会奉仕】のヒトです。

苦労は成功の礎として生き抜いている様が良く分かります。

 

上辺だけのことがない、ポイントを信念で捉え邁進する姿。

お金の重要性とお金がお金を生む錬金性を理解している姿。

酒を飲まないけど、酒の席に座っていられる姿。

困っている人々に数百億円を拠出できる姿。

グローバルな視点でネチッコイ経営ができる姿。

真っすぐな視点……。

スピーディな日々決算。数字の把握。

……

 

78:22の「藤田田」を尊敬した天才実業家、世界の孫正義さんだ。志の大切さを教えてくれますね~

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新年に思う

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■無駄をしないキャラ

 

年齢を重ねると必然「キャラが立ってくる」。アクが強くなる。渋くなる。多くの人に受け入れられない「個性」のことだ。デザインでは尖がる(トンガル)という。尖がっているデザインは販売上の間口を狭くする。

 

さて、キャラのはなし。

 

自分の生きてきた時間に自信がでてくる、確固たるキャリアがある。だから、時に他人の意見は余計なノイズとなる。サラリーマン時間と違う個人時間で稼ぐヒトはキャラが立つ。芸術系やデザイン系など、自分のスキルで生きてきたキャラだ。眉間の皴、ウェーブのかかった白髪。少し暗く深みのある瞳。どっしりとした視線。キリッとした口元。沢山の一流に触れてきたオーラ。モノやコトを全てファッションとする生き方。

 

カネにもモノにも食にも特段の興味はない。

が、中途半端ができない、変な「こだわり」だけが底辺にできてしまっている。

「こだわる」というのは目利きの結果のスタイルだ。「粋」にもつながっている。

 

同時に無駄なことが嫌いになる。

無駄なことを繰り返し、時間を費やし、何も感じないヒトもいる。無駄をしている本人は無駄とは思っていない。無駄が分からんのだ。分からない人間に何を言っても無駄だ(笑)。教えるべき価値や意味というのは、頭で考える所作で、その基盤は性格とも関係するから、基盤がない(理解力がない)のに、その頭で判断できることはない。このジレンマがついてまわる。外的な強いショックがない限り「分かる」ことはないのだ。

 

多様性とは違う、多様性はそれぞれの生き方や属性にリスペクトを伴う。が、無駄をするヒトは生き方でもなく、属性でもなく、成り行きであって思考が伴わない。

 

モノを整理していると、ネクタイがたくさん出てくる。もう二度としないだろうなぁ、こう思って「捨てる」。モノは自分の延長で自分の一部と思っていた時代が終わった。特にネクタイはスーツとの相性、結果としての「自分らしさ」だった。これも時代の変化。

モノを味方にしなくても自分がある。カネを味方にしなくても自分がある。

 

コトはどうだ。コトがなくても、人間力(人望:穏やかな優しさ)があれば、それでいいと思う。コトは「経営哲学」、「生き方」。

 

無駄をしている余裕などない。

 

ずる賢い、計算高いのが一番の悪だ。同じく、何も考えない(成り行き)のも、それに匹敵する。多少の好き嫌いはあってもいいのだが、公平性がないのもいけない

 

経営者として、毎年、モノサシを考えるのだが、今年はそんなことを考えた。

つまり、今年のポイントはブレない【芯】である。

 

◇付録

電話が鳴って、新年早々ビッグなプロジェクトの相談があった。業務フローだけでも見て欲しいとのことだ。が、即座にお断りした。出来ることと出来ないことが分かる。これも【芯】だ。八方美人では皴は刻めない。自分と組織(人財)の力を知っているからこそ、無駄はできない。自分の努力で解決しないコトをビジネスモデルの主体には据えられない……。

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