風土遺伝子

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誰かの役に立ってはじめて「自分の存在意味」がでてくる、ちょっと、恰好をつけたかもしれない。

 

このスタンスを軸にもっているつもりだが、そう簡単ではない。

いつも私的な欲望や願望がチョロリと顔をだしてくる。($・・)/~~~

 

だから、点検が必要になる、チェックポイントは何か?

「相手の立場なのか?」、「公平なのか?」……

 

出身地の作家ということで、三浦綾子さんの代表作である「氷点」、「塩狩峠」を休日に読んでみた。

ちょうど、名寄(高校時代)から旭川(今の実家)の路線が舞台であり、地名とか季節とか、言葉づかいが肌で分かった。独特の歴史風土が共通の環境にあるわけだ。

 

さて、凄い創造力と描写力だと思った。随所に作家自身の実体験と詳細調査した専門用語をキラキラと散りばめて、流れとしては、丁寧で上手なものだ。しかしながら、前提が聖書のフレーズが各書籍の基盤に存在していて、そのことを伝えるための書籍になっていた。

 

こうした作家の作品の読み方は、最初からしばらく読んで、最後の数十ページを読む、そして、中火で中パッパ。こういう読書術になる。

これでもかという具合の修飾子合戦が続くとずっしり重くなるからだ。

 

で、「汝の敵を愛せよ」といったテーマで描くにしても、軽く、相手を思いやるというのとは、根本的に違う展開をシナリオ化していることに度肝を抜かされる。

もともとが深い理解の発想だからに違いない。

 

が、残念ながら凡人の「私」に置き換えることは距離があってできない。

 

やはり、軽く誰かを思いやるとか、自分の存在を確認するとか、

自己責任とリスペクトとか、そういう常人のレベルが私には分かりやすいと思った。

 

久々の読書感想でした(笑)

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