オンオフ

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気にしない習慣(内藤誼人)

 

これを読んでみた(‘◇’)ゞ

このタイトルの本を読むこと自体「気にしている」証拠かなぁ、と思いつつ、読んだ。

 

「心の重荷を軽くしたい」この気分からだ。

重荷を持っているのか? こう問われるだろう(笑)けど。

 

不満や不平、ブツブツ人はお金持ちになれない。その行為でお金は逃げていく。

なんとなく分かるかなぁ~。同感!

何も考えないのも、それに匹敵するからややこしい。

 

「良い週末を!」、このフレーズは爽やかだ。

だが、この作者がいうには、日常とそん色ない内容で過ごすのが良いという。

私は土日も働くことが多いので、土日も平日も変わらないから、ピッタリ収まっているのだが・・・、オンオフなくていいのか?!

 

余裕があって、少し日常と非日常の段差を低くするというは良いと思うが、全く同じというのも心の余裕を失う。

 

体内の【サーカディアンリズム(24時間周期で動いている体内時計のようなもの)】を崩さない方がキツイ思いをしないとのこと。完全なオフではなく、

【ちょっとオフのススメ】でした。

 

そうそう、井の頭公園の西はずれにナザレ修道院がある。

建築家 吉村順三の作品。

祈りの空間は「静寂空間」である。静寂は、自分だけの時がしずかにそっと流れる。その余白には誰も入り込むことができない。

ゆっくり、そして、静寂のなかで自己と向き合い、少しの欲望やプライドをそぎ落すと、オフの質的な意味が高まり、

さらに、ユトリが生まれる気がしてならない。出不精解消で15分ほど歩いてみるか(笑)。

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フェルミ推定

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寒い朝ですね。大昔設計した電力供給システムでケーブルの凍結による電源供給ルートのチェンジとか、

そのようなインフラシステムの設計を思い出しました。

今朝、どれだけの電車が遅延しているのだろう、これをすぐに答えるロジックなど、寝ぼけながら考えていました(笑)。

とのことで、推定のこと

「フェルミ推定」は日常の考えを進めるのに大変役立つ計算テクニックだ。

しかも、面白い。

 

【大雑把に正しい】、このことが重要な局面は多い。

同じく、アプローチの仕方の個別性にその人なりが出てくるから楽しい。

 

入社試験で

◇エジプトのピラミッドの重さは?

こう質問されたらどうしますか?

で、~この答を出すのが簡単になるわけだ。

 

私が最初にフェルミ的なアプローチの重要性に気が付いたのは、上場企業の役員会での質問攻めからだ。訳分からない質問を的確に答えるためには、基本的な数字を全ておさえたうえで、瞬時に加減乗除するスキルを身に着ける必要があった。コンピュータも風邪を引くのか? (ウィルスにかかった)、この質問は論外だったが(笑)

 

業界の数字:日本におけるハウスメーカーの着工棟数、在来工法とのシェア違い。棟数推移、地域別作業単価、家を建てるヒトの年代、などの基盤となる数値だ。

それから会社固有の数値:社員数、展示場の数、情報処理を対象とするアイテムの数、1棟あたりの平均部品数、情報処理社員の平均時間単価……などなど。

これらが基礎情報として分かると、あとは問題へのアプローチ方法だ。

 

◇「1棟あたりの情報処理時間とコストはどうなっているのか?」

◇「なぜ、そうなのか?」

◇「他社はどうなっている?」

……

経営者の疑問は延々と続く……。

 

そこで、信頼を勝ち取るには「フェルミ推定」の出番だ。

ぴったり一致する必要などない、①大雑把に正しい、それと②アプローチに説得力がある、この2点が大切。

 

日本の住宅着工件数が年間100万件あったとする、そのうちの30%が持ち家(注文住宅)だとして、在来工法に比してハウスメーカーのシェアが20%。そのうちの10%がA社のシェア。

A社の平均工期が6か月だとして、全体の現場の工程が部品供給の問題で各7日遅れたら損失はいくらか?

現場の平均作業時間単価は時給4000円。

次に対策案として、現在の現場の数と見える化のコストは?

これを瞬時に計算して会話をする、このスキルがないと事業部長はやっていけない、やってはいけないかなぁ~。

 

 

フェルミの問題は一見厄介なのが多い。

エッ、そんなのどうして分かるの? 的なものが~

 

◇この1冊のなかにある単語の数は?

◇高校生が3年間で消費するシャーペンの芯の本数は?

◇現在飛んでいる飛行機の数は?

……

こうした問題をこたえる醍醐味は役員会での質問攻めから生まれた(個人史)(^_-)-☆

 

最初は、資料が億単位で見慣れない数字だったから、ゼロの数を数えている余裕がない。

で、1万*1万で億との発想になり、1000人の社員に10万円の決算賞与を出す場合の総額費用は? こういう簡単な問題から始まった。桁をずらして、1億と即座に出る。

続いて、その時の税金の減額と効果は?

( ^ω^)・・・

徐々に難解な問題も解けるようになるのが、フェルミの素晴らしいところだ。

◇新商品で屋根パネルが1000枚増えると情報処理コストがいくらかかるか?

 

「世界の猫は何匹?」

ロブ・イースタウェイ

この本を読みながら、思ったことでした~

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風土遺伝子

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誰かの役に立ってはじめて「自分の存在意味」がでてくる、ちょっと、恰好をつけたかもしれない。

 

このスタンスを軸にもっているつもりだが、そう簡単ではない。

いつも私的な欲望や願望がチョロリと顔をだしてくる。($・・)/~~~

 

だから、点検が必要になる、チェックポイントは何か?

「相手の立場なのか?」、「公平なのか?」……

 

出身地の作家ということで、三浦綾子さんの代表作である「氷点」、「塩狩峠」を休日に読んでみた。

ちょうど、名寄(高校時代)から旭川(今の実家)の路線が舞台であり、地名とか季節とか、言葉づかいが肌で分かった。独特の歴史風土が共通の環境にあるわけだ。

 

さて、凄い創造力と描写力だと思った。随所に作家自身の実体験と詳細調査した専門用語をキラキラと散りばめて、流れとしては、丁寧で上手なものだ。しかしながら、前提が聖書のフレーズが各書籍の基盤に存在していて、そのことを伝えるための書籍になっていた。

 

こうした作家の作品の読み方は、最初からしばらく読んで、最後の数十ページを読む、そして、中火で中パッパ。こういう読書術になる。

これでもかという具合の修飾子合戦が続くとずっしり重くなるからだ。

 

で、「汝の敵を愛せよ」といったテーマで描くにしても、軽く、相手を思いやるというのとは、根本的に違う展開をシナリオ化していることに度肝を抜かされる。

もともとが深い理解の発想だからに違いない。

 

が、残念ながら凡人の「私」に置き換えることは距離があってできない。

 

やはり、軽く誰かを思いやるとか、自分の存在を確認するとか、

自己責任とリスペクトとか、そういう常人のレベルが私には分かりやすいと思った。

 

久々の読書感想でした(笑)

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