ガストン・バシュラール

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■焔

 

紅蓮(ぐれん)ではなく、静かな揺らぎの

 

台所の「火」のはなしで思い出したことがある。

 

若いころ読んだ「蠟燭の焔」という書籍だ。これは、美術における想像力とは何だ? この点で学んだことになる。フランスの哲学者、ガストン・バシュラールの作だったと思う。

 

1本の蝋燭から、哲学的・原始的、想像的な論旨を展開する。

驚いたのは、観察眼である。

 

その眼からの情報を「知」につなぎ、言葉を表出する。

翻訳の精度は評価できなかったが、強烈に印象にのこった哲学書のひとつだ。

 

「火」、「炎」、「焔」

単なる燃え上がる炎にくらべて、情念など、意図をもった焔。

 

確かに、精霊的である。水、土、火、空気・・、四大元素というか、

そのような展開もあったように記憶する。炎を解析した私の知るかぎり数少ない傑作だ。彼の著作で有名なのは、「水と夢」感性的・imaginationな著作である。

 

 

私たちの身体記憶には、炎や火に対して、原始的に細胞レベルでの記憶があるように思えてならない。

暖炉の前に座ると、とても落ち着き、心が和む。ストレスがスッと抜けて、安らぐ。こんな経験ありますよね~。と一体化し、時計の針がグーンと遡り、太古の自分の細胞が蘇るような感覚。

 

ネアンデルタール人からホモサピエンスの「T」。

このDNAの画期的な変化のレベルまで、私の感覚は研ぎ澄まされる。

IHじゃ、がないか(笑)~

 

大げさかなぁ~ (笑)

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台所

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■幸せ、即、台所

 

作ること、食べること、話をすること。

「健康」って口から、と考えると、幸せな暮らしは台所(キッチン)にある。

 

できれば食材は新鮮な地産地消。

台所で、ご近所の旬をデザインする。あるいは、畑から採った食材を。

 

匂いと音がある。まな板をトントンする包丁。ご飯が炊けるたん白でシューと音を立てる蒸気。炙られるスパイシーな香り……。毎日、家族のために、自分のために動かす手。窓から入るそよ風。

 

皆さん、台所の工夫、必ずありますよね!!

 

まず、フライパンをしまう(収納)タイプ

いやいや、使い易く大きさ別に、しかも鉄製のフライパンをぶら下げるタイプ

魅せる台所より、自然に作ること(手順と作業)を大切にした台所は料理家の台所だ。

これナチュラルタイプ。清潔感があり、それでいて、使い込まれた道具が並ぶ。調味料も馴染のものだ。よく使う乾物食材の瓶がならぶ……。まだまだあるかもしれない。

 

「気が弱い女性なんていない」、こう言われたことがある(笑)。

確かに……。

 

男はもともと優しいから、しっかりした「意志」を身につけなればならない。

女はもともと強いから、優しさを身に着けて欲しい。そのとき、思ったものだ。

だが、今や、男も女も強いも弱いも、優しいも厳しいも、台所に立つ。

 

台所に立って所作する、美味しい料理は家族を思う気持ちから生まれる。家族の健康のために、出来るだけ化学調味料や添加物が少なく身体に優しいものを、発酵系を織り交ぜて身体のもとをつくる。野菜は鳥の囀り、お日様の力、隣の花の美しさ、これらを含めて食する人間に必要な土の養分をもたらす。お魚やお肉やお豆や雑穀などもそれぞれ役割がある。

 

火はどうだ。浄化作業だ。土鍋は最高の贅沢。たくさんの旨味の調和と作り手の気持ち、美味しさ(美しい味)の圧縮作業だ。

結局、煮る、炒める、揚げる、炙る、蒸す。縄文の昔からそうだろう。

 

食器だって、陶器、ガラス、磁器……。地域で焼かれた素敵な器。笹の葉っぱだっていい。

そして、盛り付け。

 

 

美味しい食事(ご飯)とは、これらの総合的なハーモニーだ。家具もいれよう。テーブルを覆う生地のデザインもいれよう。そうそう、照明もね。

 

大切な家族の命(健康)を支える台所(キッチン)は、家の真ん中に位置する。

おしゃれなセミオーダーキッチンのレイアウト画像・リフォームなどの施工事例をご紹介 | セミオーダーキッチンならscesto

新しい家の真ん中との出会いを是非探してみてください。

 

 

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リノベーション

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昨年から実証していたリノベーション、リフォーム事業。

少しずつ、物件が拡大しています。

リフォームはいくつか進めていますが、リノベーションで、愈々、工事完了で販売につなげる物件ができました。

弊社の強みは建材仕入、オリジナルデザインキッチン、設計支援とワンストップで工事までの前工程を長年努めてきた事業ノウハウで進められることです。

ただ相対的にコストパフォーマンスがいいというだけでなく、本当に喜んでいただけるようにフルスケルトンで新築並みの建物に仕上げています。

自分たちが買いたくなるような仕上を目標に進めてきました。

さて、案件の写真が手もとにありますので、アップいたします。

 

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自由度の高いメーカーキッチン

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今年最初の投稿は、キッチンリフォームの実例現場のご報告から。

私は日頃、皆様のキッチンのプランニングのご相談を受ける事はありますが、実際の現場に足を運んでのお打合せはごくわずかです。昨年末、そんな貴重なキッチンリフォーム現場の完成に立ち会うことができました。

この現場で、大手キッチンメーカーのキッチンプランのバリエーションの多さに唸らされました。既存のキッチンカウンターの幅が3000を超えているため、既製のメーカーのキッチンではプランに制約があると思い、オーダーキッチンになるかな?と踏んでおりました。しかしオーダーで造るキッチンより、よりミニマムに収納力を備えたキッチンに仕上がったのです。

S様のご要望は大きく3つ

・オープンで明るい対面キッチンにしたい。

・コンロ前は壁にして、手元を隠したい。

・キッチン背面は全て収納にして食器棚も新しく設けたい。

 

既存写真(壁に囲まれ暗いキッチン)

 

プランと納まり。

出来るだけリビングを広くとるレイアウトですとコンロ前の壁を残し、その裏の壁に食器棚を配置するキッチンプランが最適です。意匠を考えるとリビング側の収納は出幅を揃えて納めたい。ただ、そうすることにより壁の厚みだけ食器棚の奥行が狭くなり収納できるお皿の大きさが限られてしまいます。オーダーキッチンではプランはできるけれど収納部は減ってしまう!

 

トクラス『Berry』D1010スクエアタイプ ダイニング側トールプラン収納タイプ

 

悩んでいたところ、トクラスのBerry のカタログに壁を造作することなくコンロとフードの裏面に食器棚を配置できるプランが!ご要望通りのキッチンがそこにあったのです。

大手キッチンメーカーはお手入れのし易さ、収納量や家事の悩みを解決する機能面を最も重要視しており、プランやシリーズ、価格帯までも幅広く用意されています。特に『Berry』のような上位グレードのキッチンは自由度も高く、S様邸もカウンター幅3069mmのサイズも特注で対応出来ました。

大手キッチンメーカーだからできる納得のプランです。S様も迷うことなく気に入って頂けました。

 

造作収納パントリー。家電収納(Berry)は使い勝手と排気を考慮し、パントリーの外に配置。

 

■お客様の声

トクラスに決めたきっかけは、人工大理石製のカウンターならとお薦めされ、ベリーのカタログを頂いて興味を持ちました。
そこから、色々比較検討した結果、人造大理石の流し台と私の希望ピッタリの収納付きのプランが見つかったからです。
使ってみて、流し台のシンクとカウンターの隙間がなく、スムーズに洗ったり拭いたり出来る。
奥までシンクのため、洗い物が沢山置けるし、広くて洗いやすいです。
真っ白のシンクにしたため、フライパンの底の汚れなどが付く場合もありますが、スポンジですぐに汚れが取れるのでストレスに感じません。

明るいキッチンで毎日快適です。思い通りのリフォームが出来て本当に良かったです。

・設計管理監督 十二月デザイン一級建築事務所 

・改修・造作工事 株式会社エフ・ティ・コム

 

共同仕入に2018秋から トクラス くらしオーダー『Berry』 が仲間入りしました。年末特価市も開催中です。この機会に是非お施主様におすすめ下さい。

 

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