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■責任感

 

若いヒトの進歩は目を見張るものがある。

たまたま趣味の「駅伝」観戦の話だが、ヒトの育成や組織活性化の面では、ビジネスとて同じである。

 

どの大学もこの時期はPB(プライベート・ベスト:自己記録更新)ラッシュに湧き返っている。無論、オレンジエクスプレス(法政大学)も同様だ。育成力では他大学に引けを取らない状況である。

 

先日のMARCH対抗戦では、出走者全員がPBを記録した。間違いなく快記録だ。

 

日体大記録会⇒世田谷ハーフ⇒上尾ハーフ⇒MARCH対抗戦と最高の流れで11月PBラッシュとなった。箱根駅伝に向けて最高の調整である。タイム以上に全体に勢い、盛り上がりが出ている。

 

では、オレンジエクスプレス、一人の選手を例にとってみよう。

 

「中園慎太郎(4年)(八千代松陰高校)」

東海大出身の羽生拓矢選手や青学出身の飯田貴之選手と同じ名門高校陸上部出身である。

 

先日のMARCH対抗戦の10000m 4組で1位に輝いた。

記録は28:32.89(従来:28:58.54)。

学生としては、誰もが狙う28分半ばの記録。だが、必ずしも順風満帆ではなかった。2021年の全日本大学駅伝7区で15位となり、それが原因でシードを逃したからだ。

 

しかし、その辛さ(失意)、悔しさをバネに大きく成長した。

彼の成長要因は、この失意の他にも、父親の他界。副主将就任、といった辛い出来事や責任感ある職制が強い意志力となり、その後のレースを充実させた。

 

インタビューを聞いても責任感の強さがヒシヒシと伝わってくる。顔が違う。引き締まり丁寧に受け答えする真面目さ。結果で背中で後輩を導き鼓舞する。彼の姿勢には敬意を表したい。何より、人間性が基礎に横たわっている。真面目に駅伝に取り組み、責務を全うし、後輩を応援し、自己を律する姿勢が素晴らしい。お正月の箱根では3区か7区で好走することが予想に難くない。

 

このことは何もスポーツに限らない。

企業とて同じである。私も学生ランナーを手本に宗像選手のような経営者として、最後の鬼スパを見せたいところだ。

 

ついでながら、

良くスポーツで期待の結果を残せない場合、その選手をディする方がいるが、本当に支援するなら、温かく次の飛躍を応援することだ。失敗した本人が、その原因を一番分かっているに違いないからだ。

過去は変えられない、変えられるのは自分と未来!

 

※一部、個人情報を含んでいますが、オープンになっている情報ソースからです。

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