家具

LINEで送る
Pocket

■家具

 

家具のポジションは特異である。

 

テーブルや椅子やソファは、実用的であるとともに、住居の重要なデザインアイテムである。

ここに特異性がある。ただ、使い勝手が良いだけでは家や主との相性がわるい。

だから、相性を要求される。主のセンスがそこには存在している。

 

また、使えば使うほど、相棒として馴染んで欲しいのが主の希望である。家族の記憶を記録するからだ。

昭和の家の柱には横に幾本も線が引かれていた……。柱の疵(傷)である。

 

  • (^^♪

柱の疵(きず)は おととしの
五月五日の 背くらべ
ちまきたべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ

 

こんな具合に昭和の「懐かしさ」が横たわる。

 

チャット君に「ソファの歴史」を聞いてみた(笑)。参考までに~、本当かどうかは確認してない。

ソファの歴史については、18世紀にフランスで登場した肘掛付きの長椅子が現在のソファの祖先とされています

座面と背面と肘掛部分に詰め物をされたソファは快適な会話に適しているため、宮殿や邸宅などに広まったそうです

当時のソファはより四角く、椅子同様の贅沢な木枠に華やかな柄の革張りだったが、より質素なルイ14世様式に置き換わっていきました

 

快適な会話に適しているとのこと、第2ベッドとしての使い方は間違いか(-_-😉

LINEで送る
Pocket

錯覚と誤解

LINEで送る
Pocket

■錯覚と誤解

 

フランスゴムの木をお世話して気が付いたことがある。

 

ベトベトしたゴムの樹液が幹や葉から出ていた期間が長くあった。

最近、日光を当てて、養分をたっぷりと補充したら、新しい葉がたくさん出て、かつ、その現象は無くなった。

 

フランスゴムの木にして、現象と原因。

理由があったわけだ。樹液が溢れていたのはストレスだった。

 

 

植物は素直である。

一方、ヒトは「錯覚」と「誤解」で生きている部分が多々あり、厄介である。

言葉巧みに発言する。

 

例えば、建材の販売をしていて、価格が「高い」とか「安い」とか、意見があるが、

実のところ、この「高い」、「安い」は、その品物を良く買っていないと分からない

知らないで他人からの請け売りで話すこともあるようだ。

 

結局、【比較】の世界である。

 

また、ヒトは同じサイトで一つでも「高い」品を見つけると、このサイトにある品物が全て「高く」感じてしまう

これも「錯覚」や「誤解」の世界である。事実の水平展開思考。

 

複数の事実を一次情報として得ていないにも関わらず、勝ち組の流布する身勝手な事実(真実)は信じてしまう。あるいは、胡散臭い演技力に負けてしまう。

 

これにバイアスがかかって、ドライブがかかって、ことは拡大される。

大いなる「誤解」である。情報化社会以前の歴史は特に勝組が真実となっている。

 

本来、相対的であり、比較的であり、もしかしたら、天敵がいるから、自分の存在があるとか、案件によっては相補的である……。

 

実際、判断者の経験値の類似性が視点(モノサシ)となる。

 

「どういうこと? 笑」

 

つまり、自分がしてきた経験があって、ものを決めている。

無責任者は自分の言葉で話さない。常に主語に自分が不在である。

 

自身のなかに、成功体験(経験)は定着していて、価値基準になっている。

 

+ ここに多様性が加わる。

 

結局、大局的に言うと、まぁ五十歩百歩。

天網恢恢疎にして漏らさず、当事者だけが分かる世界である。

 

自分だけが正しいわけじゃない、大きな声で主張しない側に真が宿ることもある。

 

昨今の世相を見ていて、大らかに生きたい所以かな……。

LINEで送る
Pocket

「期限」の意味

LINEで送る
Pocket

■期限を設定する

 

何をやるにも、

必ず【いつまで】、【何を】、【どのように】を設定しなければならない。

 

これを最低限設定しないと、PDCAが回らない。

 

いつまで経っても報告があがってこない。

「期限をきったの?」

「いえ、……」

 

これでは物事は進まない。

 

私(経営者)は、「せっかち」だ。

指示すると、すぐに結果がみたい。

中間報告でもいいが、スピードが重要だ。

 

期限というのは、「コスト」である。

ダラダラやるのが、もっとも無駄である。

極端かもしれないが、ダラダラやるなら、やらない方が良い。

 

また、ひとつ考えたら、関連する具体的な項目を抽出し、階層化しなければいけない。

この流れを「論理的」という。

その理由も重要だ。「どうして? どうして?」

 

工事請負契約の印紙税には消費税部分を除く本体工事が明確な契約書にしなければならない。

このことを考えていて、上記の思考がめぐった。

LINEで送る
Pocket

株主総会(第12期定期)をおえて

LINEで送る
Pocket

■株主総会を終えて

 

本日、12期の定期株主総会が終わり、新しい気持ちで本年度末までの頑張りを決意した次第である。

採決(承認)された議案には配当決議も含まれていた。

 

配当、年利でいうと、2.5%となる。

通常の預金金利がゼロ状態のため、凄く高金利に見えるが、配当性向として、30%程度の配当を毎年心掛けられたら嬉しい。

配当の場合、損金ではないので、単純に利益剰余金の減額処置となる。

 

株主の3割が社員のため、株主&社員に喜んでもらえる施策である。

 

未上場につき、分離課税対象ではないため、確定申告や住民税など、個人によって税務処理が異なってくる。

ここは注意が必要となる。

 

 

会社も40名近い社員体制になったため、機構設計や組織運営など、次の信頼される企業になるステップアップ施策が必須である。

オフィスのグリーン化ペーパーレスの促進、多様性を考慮したSDGs的な取り組みも徐々にだが、取り入れていきたい。

 

特に、既存の資源を再活用する視点で、住居リフォーム事業もなるべく地球環境に良い素材でテンプレートを生成したい。

 

日本人特有の「もったいない」、「風呂敷的な思想」といった良さも取り入れていきたい。

 

これらの【種】は日常のなかにある。他人に対する気配り、所謂、気が利く。

そういう企業風土を育成したいものだ。

 

LINEで送る
Pocket

建築物の価値

LINEで送る
Pocket

■建築物の価値

 

武蔵野市、成蹊大学前の旧赤星邸の保存記事を目にした。建築家アントニン・レーモンド氏の設計だ。

旧赤星鉄馬邸の利活用について|武蔵野市公式ホームページ (musashino.lg.jp)

レーモンド設計事務所には知り合いの建築家も所属していたことや赤星邸が会社の近所のこともあって、興味が搔き立てられた。

 

私のなかで、古い建築物の素晴らしさを思い出すことになった。

それは、イタリアのマルケ州で家具工場を視察したときの話である。

 

家具製造工場視察のあと、先方の幹部社員と一緒にディナーを食べることになり、レストランに移動した。

そのレストランは13世紀の建物を改造したものだった。

当初、石造りのイメージだったが、大きな梁が印象的な木造建築物だっただけに感慨ぶかかった。

 

モノを大切にする。これは日本以上に欧米では良く聞く話だ。

その背景には、建築物が石をベースに構成されていることもあるが、祖先を大事にし、家族のつながり、地域を誇りに家系を守る伝統がある。

欧米の家具や建物は、時間の経過とともに価値がたかまる。

日本の多くの木造建築物は柱がいくら飴色になろうとも、時間とともに価値がさがり、最後は土地代だけが残ることになる。

 

私がジブリ美術館傍の自宅を売却したとき、少し前に査定したときより、実際の査定で、1千万円下がった価格で査定価額の提示をうけた。

「どうしてですか?」

この問いに大手不動産会社の社員は

ちょうど「この間(査定1:査定2)に築後10年が過ぎ、10年保証の部分もなくなり、建物査定価格が下がりました。」こう回答してきた。

 

分かったような分からない話であったが、売却したことを思い起す。

嬉しいやら悲しいやら、【結局、即、売れた】。

買った人はとても得をしたと契約時に連呼していた。

「私の前で言わないで……」、そう心のなかで思った。

 

爾来、不動産の売却は詳細な注意と覚悟が必要だと思った。

 

日本でも、建築物のメンテ基準ができて、使うほど価値があがる建物(土地代ではなく)、時間経過とともに価値のあがる建築の時代が来て欲しいものだ。

それだけに新築時は長期展望で良い素材を選んで欲しいと考える。また、生まれた風土や家系を誇りにするつながりが最も大事だと思う。

LINEで送る
Pocket

グリーン3

LINEで送る
Pocket

■ジャングル目指して(^_-)-☆

 

植物(緑)はヒトの気持ちを落ち着かせる作用がある。落ち着かせるのは大概、自然だ。

① 満点の星空

② 彼方に見える水平線

③ そして、森林と鳥たちの囀り

①、②は足を運ばないと出会うことができない。が、③の空間は疑似的に構成できる。

 

少し、緑を追加してみた。

籠もいっしょにすると、さらに、癒しがアップする。

新しく生まれた葉はまるでプラスチック(作りモノ)のようにキラキラだ。

一体、どこにその種があったのか? 葉が生まれてくるに感激だ。

LINEで送る
Pocket

建材事業

LINEで送る
Pocket

■参入障壁

 

ビジネスには競合が入りづらい事業内容との視点がある。参入障壁のはなし。

 

当初、「建材の卸」をビジネスセグメントとして据えたのには訳があった。参入障壁があるからだ。

 

どういうことか?

 

  • 保証金という取引開始のため商社に預けないといけない資金が必要
  • 薄利多売ビジネスのため、大手の企業参加がない
  • Web閲覧で、かつ、前金(Cash On Delivery)のため、振込には会社信用が必須

 

この3点が防御壁となって、弊社に有利に働き、起業当初5年は順風満帆に成長した。ところが、年々成長させなければならないビジネスモデルが、ヒトとヒトとの関係性の弱い事業で、成長が止まった。

気づくと競合他社が相次ぎ参入……。

 

そうこうしている間にコロナ禍。中小企業の住宅市場は一気に冷え込んだ。

忍耐の日々。

 

これを契機に事業の多角化を推進。

複数セグメントを採用し、業界内でターゲットマーケットを少し変えつつ、相互の事業間でシナジーを作っていく。……。

 

コロナが落ち着き、気づけば「建材卸」に競合が見当たらない……。

LINEで送る
Pocket

LINEで送る
Pocket

■旅

 

「旅」と旅行は違う。

 

「旅」はその日その時の状況で足が北にも東にも向かう。あてなどない。

旅行はスケジュール化されている行動だ。

 

「旅」には感覚が必要だ。

それだけに新しい発見が必ずある。

 

時間に制約される旅程は観ることが目的で感じることが目的になっていない。

観る満足と感じ取る満足は違うものだ。

 

観て感じるのは、対象がはっきりしているが、観ずに感じるのは、対象そのものを自分の世界から生み出すから魅力が高い。

 

対象が空気だと考えると分かりやすい。

せせらぎの音かもしれない。目映い光かもしれない。プーンと鼻を突く匂いかもしれない。

 

……

 

JAZZの魅力は「旅」に近いところがある。

ボサノバやジャズボーカリストからの葉書を手にとり、そんな感想をもった。

 

旅の先は「武蔵野倶楽部」(笑)!

そうか、芭蕉の「情緒」「人生の旅」心の通いの探索か……。 そうか。

LINEで送る
Pocket

数学する身体3

LINEで送る
Pocket

■5.計算する機械

 

言わずと知れた「アラン・チューリング」

コンピュータの船出は、この数学者から~。

数学する身体にチューリングのことが登場。

若いころに読んだ「チューリング・マシン…」についての書籍内容を少しずつ思い出した。

今なら「精霊の箱」。

 

森田氏の言葉を参考に……。 ↓

現在のパソコンやスマートフォンは、チューリングの発想から生まれている。

プログラムとデータの融合の瞬間でもある。オラクル:このとき生まれた言葉である。

コンピュータ世界の進化は皮肉にも戦争だ。

私が初めて学んだ高級(?)言語のCORALもビット操作が可能で、

戦争の弾道弾の動きを計算するためのイギリスで開発された言語だった。

 

ナチスドイツの「エニグマ暗号」の「鍵」を解き放したチューリング。

現在の「人工知能」の入り口、経験から学べる(学習する)機械モデルの発想も彼の偉業である。

 

「人間の数学的思考は、ほかのあらゆる思考がそうであるように、脳と身体と環境の間を横断している。

脳の中だけを見ていても、あるいは身体の動きだけを見ていても、そこに数学はない。……」

 

素晴らしい言葉の綴りである、感激がこの書籍のなかにキラキラと埋め込まれている。

是非、読んでみてください。

LINEで送る
Pocket

数学する身体2

LINEで送る
Pocket

■森田真生さんの「数学する身体」を読んで

 

■2.リソースとノイズの境界

 

いつから、フィルタリングで決められた情報のみを抽出するようになったのだろう。

多様性を語るわりに、特定している人類。リソースは役立つがノイズは役立たない発想だ。

ノイズがあるからこそ、リソースが成立するとしたら、あるいは、グラデーションとしてのつながりの関係だとしたら、排除するデジタルな閾値は見出し難い。

アナログレコードの復権はノイズの見直しの狼煙だ。柔らかさ、安心感、グラデーションならではの音質。

 

社員評価の難しさを痛感するのは、公平な基準が難しいこと。

貢献という二文字の詳細化がリソース的であることにある。

 

万一、ノイズ的な社員が違う面で貢献しているとしたら、どう評価するのが良いのだろう。

評価主体が上司というのも胡散臭い。

 

悩みは尽きない。

 

■3.「17」と「18」

 

どちらの数字が魅力的か

 

数学者は居酒屋などの下足箱の番号としては「17」などの素数を好むらしい。素数の下足箱から使われていくとのこと。

 

圧倒的に特別な数字だから。構成的に「18」は4パターンも存在する。2*9、3*6。

「17」「17」のみ。

エヘン! どうだい俺様。

個性に溢れる素数たち。

 

数字を「味わう」。無限にある素数の魅力。

 

■4.建築空間・荒川修作

 

「数学が生成する「建築」は、単に人間の精神を囲い込む安住の空間ではない。

それは、絶えず住人に働きかけ、変容を迫りながら、同時にそこに住むものによってつくりかえられる。…… 」

永遠に死なない人間、その存在を考えた荒川の抗う(あらがう)企て。

彼は既成概念を壊すクリエイティビティのヒト。

LINEで送る
Pocket