東京スカチャラストーリー

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■東京スカチャラストーリー

 

コロナとの向き合い方、Withコロナ。何とか、それぞれの立ち位置で新しい行動規範が決まりつつある。

 

嬉しいことに小劇場が再開された。

知人の役者の方からご案内をいただき、土曜日の夕方に中目黒。

 

中目黒キンケロ・シアター。「キンケロ」つまり、愛川欽(キン)也とケロンパだから、うつみ宮土理さんご夫妻が建てた芝居小屋・劇場だ。マスク着用だけどリアルな楽しみ方が再開された(^_-)-☆!

 

さて、舞台だが、昭和32年の横丁がテーマだ。オープニングは、新宿ムーランのイメージで入る(笑)。裸電球にチャブ台……。日本の昭和そのもの。戦前―戦中―戦後の敗戦処理と高度経済成長が交錯して進む世の中を舞台にしている。

 

観劇しながら、あらためて「昭和」とは何だったのか? 考えた。

 

結局、敗戦、焼け野原、という大きな変化、読めない将来・不安。だけど、誰もが生きていかねばならない。どうだろう、「つながり」、「共同・連帯」、「情け」、「がむしゃら」……。

頭に【情けは他人(ヒト)のため成らず】といったフレーズが浮かぶ。

【未来に生きる力:生命力】

 

野田秀樹さんの場合は、少し難解部分(哲学)が付きまとうが、ストレートで分かり易かった。一言でいうと、リズムが良くて、面白い。アーカイブ配信もあるようなので、興味のある方はどうぞ。

https://takaraya.peave-factory.info

 

そして、今だから「戦争」、これもテーマになっているのかなぁ~

 

いつだって、あの敗戦というネガティブの極(局)値、昭和32年に戻りうるのが、今日のきな臭く、独裁化された国際社会の顛末ということだろう。残念だが、国のトップリーダーの権威欲は昭和時代とあまり変わっていない。

 

さてさて、流行歌で見る昭和32年:▶錆びたナイフ(石原裕次郎)▶チャンチキおけさ(三波春夫)▶東京だヨおっ母さん(島倉千代子)▶東京のバスガール(初代コロンビアローズ)▶バナナボート(浜村美智子)▶星はなんでも知っている(平尾昌晃)▶港町十三番地(美空ひばり)▶有楽町で逢いましょう(フランク永井)。

 

どうですか、昭和?!

 

 

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Joji-Plaza

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■ニューオフィスビル

 

と言っても、引っ越した訳ではない。

愈々、待望のリニューアルオープン(第一ホテル⇒吉祥寺エクセルホテル東急)です。

 

「Joji-Plaza」、懐かしい響きだ。歳が分かってしまう。

ネーミング、ジョージと「プラザPlaza」ときましたか。

英語のPlazaはショッピングセンターのイメージが湧いてくる。が、この建物のショップ、それほどの規模感ではない。スペイン語だと「広場」。イタリア語だと「Piazza」。時々、「Pizza」と読み間違えていた(笑)。18歳のときに田舎から上京、初めて住んだ町がここ、ジョージだ。

 

お猿のジョージではない。

ジャズやヒッピーぽい光景に溢れていた街。プンプン匂っていた、ここ吉祥寺

昔から若者の街だった。駅前の三菱銀行の横に本当に小さな画材店があって、良く油絵具を買っていました。

当時からハモニカ横丁はあった。今はない「峠」、囲炉裏で竹筒の酒を飲んでいた(笑)。

三浦屋(今は靴屋)の下のとんかつ「美とん」もその頃からあって、とんかつランチが400-500円ぐらいだったか? 下宿の一橋大学や明治大学の学生たちと時々食べにいきました。成蹊大学前に「バンビ」という洋食屋があって、ここも行ったなぁ、今は残念ながら閉店。

 

その頃はジョージで通じていた街も、いつしか、吉祥寺。

ここは大きな寺院が多い。地主でもある。

日本一金持ちのお寺との噂が絶えない。

 

井の頭公園。井の頭動物園。井の頭植物園。

良く、行きました~

ボートに乗りましたね~

弁財天も良いですよ~

さて、会社がこの地に居を構えたのは、2015年4月。ヨクヨク縁が深い。

 

いま、新しく改修されたビルが10月28日(本日)オープン!~~~。しかし、「Joji-Plaza」の命名は年配者が付けたに違いない。弊社にも、ようやく、インテリジェンスの波が少し加味された、このビル。

 

新しいレストランも入っているので、探訪が楽しみです。

 

また、レポートいたします。

 

では♪

 

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オフィスのこと

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■オフィスの役割

 

働き方がテレワーク主体に変わったということは、必然的に器であるオフィスのあり方も変わることになる。

 

改めてオフィスとは何だったのか? 

 

朝、「行ってきます」と自宅を出る。満員電車に揺られ押しつぶされて、黙々とオフィスに急ぐ。出勤。①打ち合わせ、②作業、③メール、④スケジュール調整、⑤調査や集計などなど。退勤。満員電車に揺られ押しつぶされて息を殺して、夜、「ただいま」と自宅に帰る。

 

この代表的な業務①~⑤、場所に依存する業務はない。問題は自宅の仕事環境である。ネットの性能、セキュア度、打ち合わせなどのアプリ、家族の状況など。

 

場所については、必ずしも、特定固定される必然性はない。それぞれの自宅の執務環境(小さな子供がいるとか、……)次第だ。

 

だが、面とヒトと向かう意味も少なからずある。

 

帰属性、対面意義……。生身で3次元対面による会話、人間性……。空気を読む力。ここがネットでは補完できない要素である。長いこと、他の社員に会わないとどうなるのだろう? 未知の部分もある。

 

さて、こうした背景があって、固定費であるオフィスの縮小や廃止をする企業もある。そこで、たしかに閑散としたオフィスにおいて、固定デスクは不要だ。個人個人のマイデスク、

マイチェアー、マイフォーンの時代は終わった。もちろん、特定業務の社員は毎日オフィスでしかできない事もあり、その方々は固定デスクチェアーが良いだろう。

 

その他の業務の部分で「オフィスは 集会所」、こう位置付けてみたい。

目的によって、「オッ、元気だった?」と、日替わりで集まる。

 

「オフィスはWeb会議センター」、少し質の良い印刷をしなくてはならない。資料フォルダをクラウドからまとめてプレゼン資料にしなくてはならない、などなど。

 

「オフィスはCafé BAR」、ゆったりとコミュニケーションを図って、組織の運営について議論し、寛ぐ。「オフィスは図書館」……。

 

さて、固定デスク廃止、大きな丸いテーブルにゆったり座れる空間。横にはソファ。間接照明。プラス個性的な照明。

 

個々人のワゴン。ラックに入った資料保管フォルダ。夕方はCafé BAR。Web会議用のゾーン。アジャイル的な機能空間の組み合わせ。機能別のカラー・コーディネイト。

 

こう展開することで、新しいオフィスのイメージが湧いてくる。

 

適度な「緊張と解放」、「集中と協力」。どこでもワークだからこそ、オープンスペースとしてのオフィス。そこに会社に出ることの意義が存在するはずだ。個人にとって、シェアド・サテライトであり、ジョブ・ハブ(つながり)である。

 

ここまでくると、企業と社員の契約形態も実は変化する。

個人の価値観にフォーカスされる。

それぞれが、「何がしたくて、何ができるか」。責任がついてくる。スキル、興味、実績。

 

そんな、新しい働き方を考えたときのオフィスのあり方、役割を考えた次第。

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上期の事業状況

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■2022年上期実績(株主通信を兼ねて)

 

アッという間に半年(4-9月)が経過しました。

創業以来、月次決算の黒字に固執しています。今年度も6回積み上げて6か月が経過しました。

 

事業の状況を見ながら、臨機応変に施策展開することを心掛けています。

 

通常、下期に売上偏重性があるのですが、今年度の計画については、不透明感が強い世相もあって、上期下期で各々半々で数字を入れています。

さて、売上達成率が86.4%と低いのは、ITで規模感のある請負開発が昨年度比で少なくなったことからです。ただし、幸いにも経常利益は予定どおりの進展です。

 

正社員も7名増となっています。採用教育費投資を継続中です。50名体制までは強化いたします。この半期で正社員の減はゼロです。

 

事業チーム別には凸凹ありますが、新規事業のリノベーションについては、仕入が3件ほど(2億円強の販売予定額)ありますが、ビジネスモデル実証中のため、売上予定の数字計上はしていません。実際には今期にも少し売上が入る予定です。

 

下期の予定としては、新規事業の立ち上げにポイントを置いて、建材と設計を絡めて総合的な住宅事業会社を標榜しています。

ITについては、継続して、建設・住宅・不動産業界のノウハウを主体的に拡大していきます。上場企業の新規チャンネルが2つ決まっている状態です。

 

 

 

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パドレス対フィリーズ

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■パドレス VS フィリーズ

 

ダルビッシュ(パドレス)、残念でした。

 

随分前ですが、双方の街を訪れたことがあり、また違う目線で試合を楽しませていただきました。

 

パドレス:サンディエゴ

サンディエゴですね、ラホヤの美しい海岸線が目に浮かびます。遠くに海軍の大きな船が浮かんでいました。

巨匠ルイス・カーン設計の「ソーク生物学研究所」建築を見にいきました。

海が見えるシンメトリックで遠近のあるコンクリートの建物が時間を止めて、絵のような無言の静寂を作り出し、それはそれは神秘的で空の青と海の青とコンクリートと柔らかな木材枠が、時間ごとに季節ごとに調和した風景を創造してました。

街も西側らしいスペイン調のオレンジの瓦の建物が多くあり、明るくてパドレスの選手に似合う光景でした。海岸線はリゾートっぽく、不動産価格も高かったですね~

 

フィリーズ:フィラデルフィア

アメリカ独立宣言の街です。こちらはニューヨークからアムトラックに乗って降り立った街です。有名なのは、コンピュータです。私立の名門大学、ペンシルベニア大学(ドナルド・トランプ氏卒業(‘◇’)ゞ)を見学。

この学校に黎明期のコンピュータがあるのです。

1946年発表(この大学で設計・開発された)の「ENIAC(考案・設計、ジョン・モークリージョン・プレスパー・エッカート)」がロビーにオブジェクトとして設置されていました。真空管(17468本、アキュームレーター、10進法)のコンピュータです、滅茶苦茶図体も大きいです。その中に大きな真空管(よく壊れて取り替えるのが大変だったようです)が林立していました。

昔のコンピュータは弾道弾計算など戦争向けの演算用だったようです。私も初めて習得した高級プログラミング言語はイギリスのもので、やはり、弾道弾計算用でした。ですから、ビット計算ができる高級(?)言語、CORALといったかな~。

 

ついでに、ソークと同じルイス・カーンの設計の建築物「ペンシルベニア大学リチャーズ医学研究棟」を見てきました。あとは、博物館(ロッキーの撮影現場(足跡のレプリカがあったかな))とか、ウイリアム・ペンが指さしている(イギリスの方向)像とか、いろいろありましたね。

 

西側のパドレスと東側のフィラデルフィア。

風土も歴史も違う2つの地域の激突でしたね。懐かしい想い出とともに応援していました。

そうそう、フィラデルフィア校外のカーン設計の住宅をヒアリングしたとき、有名建築家の家は暗くて寒いけど、住んでいることがプライドよ、みたいなことを住人が言っていました。確かに~。日本でもあるある(笑)。

 

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あるある

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■最近の【あるある】

 

カウンター主体の居酒屋

仕事帰りのクールダウン、1時間

3杯で帰る予定

中にお店の方が3名

私一人

誰も来ない

また、1時間

2名来店

なぜかホッとする

お勘定~

いつもの倍額(‘◇’)ゞ

 

こんな高いの?

コストダウンで材の見直し

え、この材、大丈夫?

クレームこない?

ダウンし過ぎてアップ予感

 

このくらいの雨

ぜんぜん、大丈夫

家に着いたら

なぜかずぶ濡れ

 

シルバーシートに座って

少し混んできたけど

シルバーのくせに

寝たふり

乗り過ごす

 

コンビニで

袋いりますか?

「いいえ」

温めますか?

「はい」

チーン

熱くて持てない💦

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工事前見積と実工事価格

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■工事損失引当金

 

ちょっぴり経済的・会計的なはなし。

 

この勘定科目、現在仕掛かりの【工事の不採算】の引当になる。原油高、円安、海外インフレなどを背景に資材価格の変化(高騰)が激しく、工期の長い案件でゼネコン各社の苦悩が見て取れる。

 

特に大型案件は、工事着手までの時間が長いから影響が大だ。当初の見積金額が、時間とともに、どんどんUPしてしまう。価格変化の影響をまともに受ける。

 

ウクライナ・ロシア情勢から食料や木材などの「資材高」円安による輸入資材の割高感。原油価格上昇による「輸送費の増加」、新型コロナ規制や円安による貨幣価値のダウン⇒海外労働者の流入の意味がなさないための労働者不足、そして、人材売り手市場で「労働者賃金アップ」。建設業者には頭の痛い決算数字となることが想像できる。嗚呼、建設業受難

 

となると、業界が下請構造だけに、どんどん、中小川下企業に皴が寄る。

 

コロナ融資の返済が始まる頃と赤字処理が重なると致命的な社会現象が起こりかねない。よって、取引先の与信管理を久々に強化している。

 

そこを考えると、現在、不動産業界は良好ですが、購入者の層の厚さ薄さからすると、慎重を余儀なくされる。自ずと需給の限定的な東京郊外のマンションが在庫となってくる。

う~ん、舵取りが難しい。

 

経営者は臆病だから、中国と台湾のこと、北朝鮮のこと、ロシアの影響など、日々の心痛、心配毎が多い。いつも、こうなったらこうする。このシミュレーションで頭の中はパンク寸前だ(キャパが小さい:笑)。

 

それにも拘わらず、原油などの関係から、モノがどんどん値上がりして、金利は変わらないから貨幣価値が益々下がり、海外に資金が流れる。そこにきて賃金アップも政府が呪文を唱える問題ではなく、施策として、仕組みとして、賃金が上がる構造改革でないと意味をなさない。このようにゼネコンの状態が疲弊すると、我が国のGDPでウェイトを占める仕組みの一角が崩れることになる。一時的なバラマキでは解決しない。経済の構造・骨格の問題になる。

 

せめて、「国産材支援」とか、「円安歯止め」とか、「インバウンド労務支援」とか、仕組化して欲しい、岸田総理どの。個人的にはスギ花粉症がヘビーなので、新しい花粉の出ない杉植林とセットで杉を切ると杉材伐採の赤字構造を支援して、国産杉材を安価に流通させて欲しい! 海外労務者採用の支援金もあっても良い。リフォームローンの条件を緩和して欲しい。……。

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ダークホース

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■ダークホース

 

駅伝シーズンということで趣味の駅伝観戦の話が必然多くなる。

 

箱根駅伝予選会をテレビ観戦。立教大学が堂々の通過! 55年ぶりの本戦参加とのことだ。何と、MARCH揃い踏み、57年ぶりらしい。益々11月25日のMARCH対抗戦が面白くなった。同時に正月の楽しみも増えた。立大、上野監督は佐久長聖―中大コースで立大監督だ。立大もスポーツ系学部を設置とのことで大いに今後が期待される。スカウト戦も熾烈になるだろう。

 

 

先日の出雲駅伝の各校のコメントを見ていて、法大:これぞダークホース、この言葉が脳裏に残った。確かに……。

 

私の卒業学校は、学問、駅伝と確かに「ダークホース」(笑)。地方の進学校でない高校から少し勉強して入れるような学校(HOSEI)だが、MARCHで大学野球リーグの東京六大学(連盟)のくくり。MARCHがG MARCHになっても、東京六大学連盟(様々なイベントや交流)が東京五(七)大学連盟に変わることはないだろう。1880年からの歴然とした時間がそこには横たわる。だから、田舎の高校生には人気がある。

 

山一証券の最後の社長の野沢社長の涙の会見。ワンポイントリリーフの菅首相など、その人事にもダークホースぶりが見て取れる。

 

学部も私大で最古の法学部から、私大で2番目に古い私の所属した経営学部のように歴史がある。同じ学部出身に芥川賞作家の吉田修一氏がいる。芸能人も多く輩出している。NHK鈴木奈緒子アナなど、アナウンサーも早慶に次ぐ輩出数だ。ダークホースの特長は、意外性を発揮することだ。もちろん、発揮しないこともある(笑)。

 

先日、記載した駅伝とてそうだ。今回の出雲駅伝はダークホースだった。

そのダークホースで、私の脳裏に焼き付いている箱根駅伝名場面がある。

 

2001年のこと。四区終了時点で奇跡的に予選会を5位で通過したダークホースの法大が首位。往路最終区五区の山登りは標高差864mを一気に登り、芦ノ湖までの23.4kmを突っ走る難コースだ。

法大五区山登りはド根性の男、主将大村一選手だ。

この年の山は大いに荒れまくった。特に山の最高点付近と芦ノ湖ゴール手前の大鳥居付近で凄まじい突風(風神)が吹き荒れた。明らかに突風で前に進めない選手。必死に風に立ち向かう彼の歪んだ顔と日焼けした身体が宙に浮いた、ゴーゴーという風の音、アナウンサーの絶叫! 宙に浮く大村。その隙その時、中大、藤原選手(現監督)がスルスルと前に出た。

後ろから追う、中大、順大に抜かれては、歯を食いしばり、顔をゆがめ、サングラスに隠された鬼の形相の大村がド根性だけで果敢に抜き返しを図る。

結局最後は3位での往路ゴールになった。【H】のユニホームが放映を独占し、アナウンサーがゴールとともに突っ伏し、後に公務員になった彼の名前を連呼した箱根駅伝名勝負のひとコマである。

 

 

さて、来年99回大会を迎える箱根駅伝。1921年の第二回大会から参加の古参学校で唯一優勝経験がない。決して自慢できる話ではないが、そういう特質(意外性を発揮していない場合)がある。陸上スポーツ、特に長距離走は寿命が短いスポーツ種目のため、プロ化(一握り)は難しい。そのため就職先が重要になる。先のレジェンド大村主将は公務員。昨年度の清家主将(四国の南海放送就職)のように大学駅伝を最後に職業的なランナーを退く選手も多い。結局、怪我に泣いたり、我慢したり、つらい練習に耐える彼らのいまは、人生を真っすぐに生きる術を学んでいる姿である、だから応援に力が入る。

 

99回大会、本物のダークホース校らしく、

一度、箱根路で思いっきり【意外性を発揮】してもらいたい(笑)。

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デザインとシステム

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■美のシステム化

 

建築(住宅)デザインにおいて、「美」はシステム化できる。

“美しい”を定義して、システムで評価し、美しいデザインを提案する。

 

いかにも人間特有の所作に思えるが、「美」の標準的な要素のロジック化は可能だ。

もっと言うと、デザイナー〇〇、△△のフィルタといった特徴もセットできる。

 

私自身、マルチメディア系の研究会以外に複数の研究会に所属していた。その中に、1/fのゆらぎをもとにした「感性工学研究会」がある。この研究会では脳波とデザイン(美)を研究した。瞑想などで使う音や環境映像もそうだが、一般の風景写真やネクタイ柄など、デザインを周波数として、そのゆらぎから、デザイン性、心地よさ、快適性を評価した。

 

それから、「形の文化会」。こちらは文字通り文様や街角に溢れるデザイン(シグナル)をウォッチして、観察を楽しんだ。イタリアのアチコチでドアノッカーを撮りまくったのは、この研究会員時代の名残だ。ちなみにノッカー素材としては真鍮が多い事、ドアのノック回数は国際標準があって4回ということも学んだ(笑:余談)。

住宅外観のデザインの良し悪しをシステムで評価するパラメタは、シンメトリック性、視線の長さや動き、相似性、黄金分割、水平ライン、垂直ライン、三次元空間を広く見せるテクニックなどがある。これらを的確に盛り込んだ知的CADが登場しなくてはならない。もうその時期だ。建具の自動配置で満足せずに、敷地のワンクリック入力、まとめたコストダウンの仕上表の松竹梅など、使えそうな数理モデルも数多くある。私の若いころはアフィン変換のような特徴抽出処理やアトラクタの形による特質などを秩序として、アプローチしていた。

 

色も同様に美しい組み合わせがある。色彩工学、自然言語との関係性など、こちらも研究が深まっている。形、色とヒトの五感において、眼から入る視覚情報が脳に与える影響の割合が大きいことは承知の事実である。

 

デザイン(ライン、面、形、色、組み合わせ)もそうだが、住宅の間取や設計の自動化を深く考える仕事をしていると、一つひとつの人間の営みが美とつながっていることが良く分かってくる。

 

 

美しく歳を重ねる。

美しく生きる。

美しいデザインが分かる。

美しい言葉づかい。

美しい振る舞い。

 

美しい……。素敵に……。

 

私にとって、月々の決算書も【美しさ】を追求するテーマの一つである。

負債の中にも美がある(笑)、こう言いたい。

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地方という選択

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■地方という選択

 

過日、田舎に帰省したとき、たまたま不動産屋さんの前を通って、高層マンションの価格を見て驚いた。

ゲゲッ~ 思ったより安くない~ 札幌駅前のタワー、やるなぁ!

土地の値段が安いのに~~($・・)/~~~。需給か?

 

ITや設計業務のテレワークが市民権を得た、新型コロナ感染での労務環境の大変化だ。

 

わが社もご多分にもれず。設計支援業務は大宮支店を閉鎖、全担当者テレワークで業務支障のない生産性を維持できている。同じく、ITの募集を全国規模でテレワーク採用に切り替えた。ITは完全にテレワーク主体となりつつある。社員はどんどん増えているが、事務所は閑散(笑)。営業強化が課題に(笑)。

 

さて、表題の「地方という選択」の背景だ。

地方の方が豊か?? 「豊かさ」このキーワード。

 

いくら、物価が安くても、給与水準がそれ以上に低いイメージがあった地方。建設費とて地域価格があり、この地域価格をもとにシステムではマスタを切り替えていた。地方は人件費が安いとされていたわけだ。都会は土地も家賃も生活費・物価も移動もなにもかも高い。同じ工事なら、10-15%ぐらい高い設定だったと記憶する。何もかも高いから、都会は給与が高くて当たり前。この構図だ。

 

わが社の場合、現在、東京のIT業務を各地方のテレワーク社員がセキュアなネットワーク環境をもとに実施している。海外とのやりとりも多くある。

 

経済誌を読むと物価は地方も東京も変わらなくなっている(物価が安いから地方との論理は破綻)、給与水準は地方が依然低い、このようなトーン、だから、東京が良いとの論旨展開

 

が、私の考えは違う

 

ものさしを多軸で考えて、【食、医療、教育、自然、職業、文化、給与、住居……

こう軸を設定したとき、標準的な状況をAとして、個人の価値観をBとする。

 

食:地方は地産地消で新鮮だ。東京はお金を出せば全国の新鮮な素材が手に入る、流通革命が背景だ。資金多:東京>地方 資金少:東京<地方

医療:東京>地方 のイメージ。もちろん、地方にも名医はいる。重要なことは主治医のレベルかなぁ~

教育:東京>地方 だが、トップレベルは変わらない:東京=地方(オンライン)

自然:地方>東京 豊かな自然、新鮮で美味しい空気、星空

職業:東京=地方 テレワークでの選択肢拡大

文化:東京>地方 文化施設、芸能ふれ合いは東京だ。

給与:東京=地方(テレワーク:弊社は同じ水準)

住居:東京<地方 駅傍以外は土地が安いため、マイホームローン負担が軽減される。

 

このような軸の構造と考える。 どうだ?

 

Aが同じで、B(価値観、生き方)が違えば、Bを優先させる。

自然と住居に重みを置くと地方、医療や文化に重みを置くと東京

給与水準や職業選択で東京を語る時代は終焉移動が容易になったことある。

 

ちなみに、最近のわが社の採用状況は全国テレワーク採用がすっかり定着してきた。

東京クライアント、ジョブ。給与は東京と同じ、こうなる。

この進展はクライアントとの信頼関係も大切。 横浜、埼玉、山梨、長野、大阪、福岡、北海道と採用が進んでいる。

 

あらためて、二次元のWeb打ち合わせと三次元の対面打ち合わせの違いは何か?

空気を読むという所作以外は同じであり、無駄な移動時間がWebにはない

地方が貧困にみられた時代は終焉しつつある。相互理解の深さは対面が優れているので、年に何回か対面懇親は必須である。

 

テレワーク時代、「豊かさ」をベースに地方を見直してみたい。

法的にも地方支援をネットワークやテレワーク環境をベースに検討すべきと行政には言いたい。

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