需給

■需給

 

先日、実家(旭川)に帰省した折、駅前にタワーマンションが建っているのに気付いた。

タクシーの運転手には、情報が集まりやすいと思い、タクシーに乗ってタワマンの販売状況や価格を聞いてみた。

定年退職後のUターン世帯を狙っての建築とのこと、上階は1億円越えの価格で、まだ売れ残り状況とのこと。

北海道の田舎町でも億ションか〜。

 

関東地区のマンション価格推移を追いかけているが、一向に下がる気配がみられない。

インフレ状態。 新築マンションや中古マンションが高い。土地の価格も上がっているかなぁ。

 

借り入れ可能額が年収の7倍としたとき、このマンションの価格は、とてもサラリーマンが購入できる価格ではない。

政府の身勝手な賃金上げろコールをよそに、賃上げ実態は物価高に追いつかない。

だから、余計に需給バランスが崩れていて、マンション価格は世帯収入に見合ってない。

 

米国の住宅解約率(2025.07)が、過去最悪で15%を上回った。

以前、住宅会社勤務の時の解約率イメージは、7%前後の記憶。

解約率は先行き不安と需給の不均衡(先々の価格下落)を意味する。

 

なんと言っても、モノの価格を決めるのは需給だ。

天候不順で野菜の収穫量が下がると野菜価格が高騰する。需給だ。

 

マンション価格も、円安で海外投資資金など、買い手がいるから、高くなる。

しかし、その背景を冷静に理解すると、どこかで下がること想像に難くない。

建築資材の高騰などを理由に下げたくない供給者。だから供給量はコントルールされている。

販売方法も、内密に購入者の懐具合を事前に調べて決めている。

資材高騰、人件費高、円安での海外労働の減衰などの理由は、一時的な方便である。

 

人間には知恵がある、だから、代替品を生み出せるし、ちょっとしたことで価格は下がる。

我に返る、わけだ。

 

サラリーマンの多くは責任を取らずに済む人たちだ。

勝ち馬に乗るが、自分から勝ち馬を生み出せない。

経済の動きのピークや先行きを見通せる人はごく僅かだ。

日銀の総裁もサラリーマンだなぁ、とつくづく思った。

これだけ物価高が継続していても、舵を切れない。手遅れ寸全か。

彼らはひどく臆病である。知識のアンテナの感度も弱い。

金利は横ばいもあるが、基本は、上げるか下げるかである。

言い過ぎかも知れないが、金利の意味がわかってないから、じっとしている。

あるいは、責任の問題か? あるいは、円安企業への忖度か。。。ま、エリートの集いに良く見られる現象かも知れない。

 

輸入資材の価格を下げ、建築労働者の再編は金利だ。つまり、為替。貨幣の強さ。

もちろん、ローン金利もあがるが、そこも、需給だ。

いずれ、相対的に是正される。

 

どんどん、人口が減り、空き家が増えているが、新築も中古も住宅は価格が下がらない。

このような高い価格では買える人間が限定的(マンションの話)。

 

さあ、ちょっとの金利を上げておくれ、一気に需給が是正される。

あるいは、海外、さらに金利を下げておくれ、流れを感知するとはそういうことだ。

もちろん、バイアスがかかることはいうまでもない。

 

買うことのできない人間の嘆き(煽り)かも知れない(笑)。