経営を考える

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努力する人、悩む人を推奨し、正しい生き方が結果につながるとの考え方の稲盛さん。

【人生とはその「今日一日」の積み重ね、「いま」の連続にほかなりません】、

数多くの名言を残した、経営者・稲盛さんがこの世を去りました。

稲盛哲学、京セラもJALも小冊子で理念や考え方をまとめて社員が携帯していたようですね~

彼の経営は宗教家や哲学者のビジネス実践のように見えてました。

さて、私はどうかな(笑)……

現状、私の仕事は、IT実務(プロジェクト)主体で経営業務は若干の状況。

経営に集中するほどの企業規模にないというのが私の言い訳。

まぁ、鶏と卵の関係かな(笑)~。

 

経営の仕事、BS/PL月次決算のときだけですかね。

仕訳の確認とか。経営戦略とか施策はPDCA回っていないかぁ~。

 

自分でシステム設計をしたり、場合によっては、ソースプログラムのコードをみたり、マスタ設計をしていると、良く冷やかされます……「好きなんですね~」、って。

 

「ノー・ノー」、違います。

 

確かに嫌いじゃないけど、好きってわけでもない。そういう日本語のニュアンス。

恰好よくいえば、管理の限界(管理じゃ稼げない)を知っているから~、そうとも言える。

 

少し自戒の念を込めて、自分流の【経営】をおさらい。

 

経営とは「対話」である。

 

相手は誰か?

 

  • 社会との対話、社会環境の変化との対話
  • 取引先との対話、取引先の変化との対話
  • 社員との対話、社員の気持ちの変化との対話
  • 地域との対話、地域の動きとの対話
  • 家族との対話
  • 自分自身との対話

 

要するに自分の身の周りの人々との【対話】である。

この対話の結果が数字となって現れる。

 

カンバセーション  <  コミュニケーション

どちらかというと、「コミュニケーション」になりますか。

 

【理解】と言い換えた方がよいでしょう。

社会理解、取引先理解……。

 

相互理解は「信頼」につながります。

相互理解は「共感」につながります。

手段としての会話とは目的(到達点)が違ってきます。

 

そして、信頼や共感は関係性の時間軸が長くなり、「未来」へとつながります。

 

こういう「つながり構図」です。ちょっと、抽象的になっているかもしれません(‘◇’)ゞ

 

対話が論破・主張になると宜しくない。自分が正しいと思うコミュニケーション姿勢はいけません。責めない、攻めない。勝敗にこだわらない謙虚さが出てくると「深耕」につながります。が、ここは実践が難しいところです。

 

【経営】が未来を創ることであるかぎり、「共感」と「信頼」が基盤になります。

※決して出来ている訳ではありません。努力課題となります。(;^_^A。

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プロの仕事

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たまには真面目な話。

 

長い事、【IT】と【住宅】・【建設】を生業としていると、時間とともに、自ずとプロ化する。

 

勿論、なんでもシステムが解決すると思うと間違う。業務や運用ルールが不整備なケースが多々ある。ここをきちんと説明して提案できることが重要。建物の設計は、デザインは誰(建築家や設計事務所)と決まっているが、システムにはない。企業単位だ。これが問題。プロ化を阻害している。

 

このシステムデザインは誰。バイネームにすべきである。

 

これがないがために、付加価値が低くなっている、工数(費用)は【人月単価*期間】という、能力と比例しない費用が登場してしまう。労働型なので、早くて良いものを作ると儲からないのだ(契約種別は未考慮)。このことも手伝って、無責任な部分が存在してしまう。

 

実際、住宅や建設の自動設計を長く手掛けていると、ヒトとシステムの関係で気が付くことがいくつもある。お互いの良いところの発見とあるべき処理の姿と言い換えてもいいだろう。それは世の中の原理にも似ている。性質の異なる素材をつなぐ方法とか、くっ付けてもヒビ割れしないとか、そういうようなものだ。なるべくプリミティブな上流で加工して成立できるプロトコルをつくる。これが肝心。データをいじると目的から外れ意味を失うことがある。そうなると泥沼。複雑よりシンプル、ここが大切。

 

さて、建設のこと。

敷地を読んで、即座にイメージが湧くのが人間の良いところだ。法規の詳細は横に置いて、頭のなかで複数のイメージが出来上がる。同じ用途地域なら近隣の建物をみると建物の制限が理解できるし、周辺環境や予算などを読んで日当たりや防火などのイメージも湧く。柔らかいゾーニング部分だ。

 

ゾーニングのような、このボワーッとした部分、実際、このようなことが、システムは苦手。真面目過ぎるのだ、ボワーッとできない。直ぐに白黒をつけたがり、断片化したがる、システムの悪いところだ。自動設計でも方位や道路付、斜線や面積などの法規、近隣との関係、施主の要件、予算と考えて、サッと配置案を出すヒト。システムは手順を示さないと動いてくれない。

 

加えて、システムは工程や業務間の双方向行き来が苦手

意匠、構造、設備、施工、積算、外構などの要素があって、ちょっと、予算を減らしたいとかクライアントが言っても、システムはどこを直せばいいのか、最適解を外部の決め事で定義しないと動いてくれない。エレベータをもう一基ふやすとか、口で言うのは簡単だか、最適な処理は当初から予定していないとできないのだ。

行き来、この部分でもう少し書くと、データ構造が解決の術となり得るのだが、残念ながら、現在は上手なデータ設計が乏しい時代だ。メモリが高かった時代の方が上手だったように思える。効率を考えなくともフンダンに使える時代のデメリットだ。もちろん、オブジェクト型で一元管理が容易な技術進展のデータ構造もある。メタ化や仮想化も進展した。だが、オールドスタイルが大半なことを考えると、苦言を呈したい。

 

このデザインで、構造的に正しく、法律的に問題なく、予算スケジュールを遵守して建設する。

 

言葉で言うのは簡単だが、これをシステムで最適に処理するのは難しい。このルール化出来ないところに、AIテクノロジーなどの実績データを積み重ねて解を導くフィードバック系(数理モデル)が意味をもつ。

 

「ボワーッ」とした部分と「行き来」、これを上手に提案(設計)するのがITと業務に精通しているわが社のミッション(プロの技)、そう考えている。

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ファン化

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■ファン化

 

事業推進の上でお客様をファン化するのは重要な施策である。

ヒトはちょっとしたキッカケで【ファン】になるものだ。

 

さて、私のキッカケ。牡蠣

イタリアから連想しての「アルファロメオ」

同様にワインならネッピオーロ種「バローロ」

牡蠣はミネラルたっぷりのエサで育つ「昆布森」

海外ならフランス「モンサンミッシェル」のムール貝。

美瑛「千代田ファームのA5牛肉」。

フィレンツェの「Tボーンステーキ」。

ビールは「サッポロクラシック」。

……

 

キッカケキーワードは、期待以上の味、好きな国、美しい光景、楽しい乗り心地、郷土愛や母校愛などだが、知り合いを通じてというのも「あるある」、それが応援スタイルかなぁ ……。

 

今回は、

スナック菓子のカルビーの話。

 

以前、同窓会でカルビーの社長になった学部の後輩(笑)が試食用に提供してくださった、このとき新製品(野菜のチップスなどなど)を頂いたことを契機に、買うなら「カルビー」。北海道のじゃがいも、と決めた。

 

お土産品も思わず、「カルビー」。

 

口上を聞くに新製品らしい、「 たまねぎ  X  ジャガイモ 」。

食の合金技術。上手い組み合わせだ。間違いなく美味いだろう。

 

見た目もジャガイモの皮の風合いを残しながら玉ねぎカラーでサクット感がでている。口に放り込むと玉ねぎが全力で口内に広がる。オニオンフライそのものだ。最後に舌に少し残るのがジャガイモ君。遠慮がちで謙虚な芋君だ。こりゃ、ビールだなぁ。サッポロクラッシックといっしょに楽しめる。欲をいえば、ケチャップのシャワーを浴びた逸品も食べてみたい~、こうなる。

 

【ぽてコタン(カルビー)】、ニクイネーミングだ。

新千歳空港でおばちゃんに誘惑されて財布の紐が緩んだ。

 

弊社のファンも増やしたい、品質重視の事業を基盤にするしかない……。

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北国の海

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■北のエメラルドグリーン

 

気候がヒトの性格に与える影響は少なからず存在する。

 

特に、半年間、雪に閉ざされ、行動が制限される北国の自然(気候)とヒトとの共存関係は生活の至便性に直結し、良くも悪くもヒトの内面に響くことになる。もちろん、個人差はある。が、影響の有無からすると、「有」となるに違いない。

 

日本の気候は複雑で一口に言い表しづらい。

昨今では、海水温の上昇もあってか、大型台風の襲来がめだつ。

寒流の海、以前では獲れなかったマグロなどが水揚げされているようだ。

以前として、

北海道は梅雨がない。ゴキブリがいない。360度のパノラマの広い空、大きな空。美味い空気、暖かい家。など、生活利点がある(たぶん、今でも)。

除雪車や融解作業などで道路のセンターラインが消えていたり、路面に凸凹があったりする。また、気候柄、夏のマラソンの最適地となっている。驚きは、冬のパウダースノーは一大リゾート地(ニセコなど)を形成するに至った。現在の円安は一段とフォローであろう。

 

この故郷は、緯度でいうと北緯42-43度あたり(札幌)。

他の国でいうと、どこだろう?

フランスのコルシカ島、イタリアのトスカーナあたりだろうか。温暖化(日照量のアップ)とともに、漁獲内容の変化のみならず、ワイン生産が盛んになっている。もともと、緯度ベルト地帯としては、適している、技能が伴えば国際銘柄が生まれるだろう。

 

一人あたりの国土面積は日本一広い。

東京の100倍ぐらいの大きさだろうか。

 

我慢強く、大らかな(大雑把)でさっぱりした性格はここからくる(たぶん)。

それは方言においても(大雑把)、言えることだ。

 

「なんも、なんも(気にしないで)」

「したっけ~(じゃ、またね)」

・・・ こうなる。

さて、エメラルドグリーンの海は南国特有の海ではない。

11月の雪が降る前の台風明けの海を見に行った。

ちょっぴり、エメラルド。だけど、少し北の荒々しさをもつ、青と緑の共演。

ヒトと共存するナチュラルな関係である、然り。

 

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■雪のイメージ

 

まだ、暑いこの時期に相応しくないテーマかもしれませんが、テレビで「散り椿(岡田准一主演)」を見ていて、降りしきる北陸の【雪】のシーンがいくつかあって、格別に懐かしい【雪】を思いだしながら見ていました。ということで。

 

英国のエリザベス女王の死去にともない、新国王の戴冠式があるのでしょう。大英帝国。

コ・イ・ヌール、ダイヤモンド(光の山)がキラキラと散りばめられた大粒の宝石に飾られた王冠を冠り水晶玉の杓を握りしめた荘厳な新国王の姿が目に浮かびます。

 

このインド、パキスタン、イラン、アフガンなど、大英帝国の権力と欲望の歴史、血塗られたキラキラのダイヤモンドの歴史。同じキラキラでも雪のキラキラは欲望と無縁です。

私のなかの雪は目にする風景すべてが銀色にキラキラと輝く目映いものです。

 

もっとも印象的なのは、大学受験に夜行列車で東京に出てきて(生まれて初めての遠出)、試験を受けた後の長い帰路、青函連絡船から函館本線の列車に乗り継ぎ、トンネルを抜けた瞬間の「雪景色」。生まれたての朝日に輝く新雪でした。

 

「なんと美しいのだろう!」

 

柔らかい朝日の暖色と新雪の純白が樹々の葉や山々全てを光の山に変えてくれます。

 

【雪】というのは不思議です。

日常の【雪】と生活する地域の人々との関係性が【雪】の印象を大きく変えます。

 

大学の美術サークルの部室での出来事です。

新潟県、小千谷市出身の先輩のトラックの後ろの絵、トラックの後ろに【雪】が積もったデザインだったことから、【雪】のイメージカラーについて私と議論になりました。彼は「黒」という。私は前述の感動のこともあって、一番好きなカラーである「ブルー」。

 

後になって、彼の住んでいた地域の湿度たっぷりの重い雪。豪雪に閉ざされた長い冬。

一方で傘もささずにサラサラとした北海道の軽い雪。生活の大変さはあるけど、印象が全く違う。

もちろん、降りしきる雪は、遮音性も高く静かに津々と降るわけです。そのことは、否が応でも周辺の人々の心を内面に向かわせます。だからこそ、心象に響くと思っています。

そんな雪の回顧。

 

心象風景。【雪】。

私にとっては、美しい雪化粧。キラキラと輝くイメージですね~

 

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VUCA時代の経営方針

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■不透明時代のバランス経営

 

VUCAの時代と言われてから久しい。さらに、混迷・不透明化は進展している。まさに、コロナ、ロシア・ウクライナ、原油インフレ、ゼロコロナ政策と不透明に満ち溢れたVUCAの時代だ。VUCA、即ち V : volatility : 変動制、U : uncertainty : 不確実性、C : complexity : 複雑性、A : ambiguity : 曖昧性、といかにも不気味な単語が並んでいる。その一方で反グローバリゼーションも大国のパワーの下に進展している。

 

こんな時代にあって、ヒトの発想は、不安がつのりネガティブでリダクションになりがちだ。テレビの経済番組では、「世界同時不況」のキーワード解説が語られ、明日にも世界の経済が不況に陥るかのような発言がある。記録的な円安も協調介入以外に術がなく解消の道のりは遠い。反グローバルといっても、世界経済はつながっていて、影響を遮断することはできないことは過去の出来事が示している。

 

奇しくも9月11日、あの世界を驚愕させた出来事から21年だ。いま、新規事業の取り組み、一旦商品を借入金でバリューアップするプロジェクト型の事業の危険度合は高まる。回転速度が求められる。だが、上下左右の変化」はチャンスということと、騒がれている間は意外にブレーキが効いて事は起こらないこと。危ういのは茹でガエル状態のときだ。誰もが酔いしれているときに事は起こるものである、ショッキングこのうえない事が……。

 

こうした不透明の社会フィルタは事業参入の障壁があると同時に一段の効率性をもとめられる。不透明の時代を意識しながら、少しずつ、歩を前に進めたい。

 

VUCA対策としては、V : volatility: 変動制に対しては「ブレない」、U : uncertainty : 不確実性に対しては「確実な」、C : complexity : 複雑性に対しては、「シンプルに」、A : ambiguity : 曖昧性に対しては、「的を絞った」こうなる。

バランス経営:エッジを立てて進めましょう。

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真似された、マネタイズ(笑

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■真似されたマネタイズ(笑

 

どのような新事業においても、開始当初は、手探りでノウハウを身に着けるための時間が必要だ。想定外の出来事が続くからだ。例えば、住宅設計系の新規事業も3年を経て、ようやくテイクオフ、現在にいたる。

 

ビジネスモデルでチャリンチャリンと音を奏でるには、仕組みを整える期間が必要。そこから常に点検して修正していく。

 

さて、新規で始めたリノベーション事業も案件単位で原価計算しているが、最初は収益がマイナスでも構わないから、インパクトのあるデザイン、購入者を想定した間取りにチャレンジしている。収益のマイナス部分は授業料である。

 

こうしたOJT・学びの姿勢、デザイン理念の部分で妥協してはならない

 

すなわち、リフォームと違うリノベーションの在り方。新しい機能や価値がないとリノベーションじゃない!

つまり、インパクトのあるプランニング。

しっかりした施工体制。 組織力(チームワーク)の構築。

他社とどこが違うのか?!  こうなる。

 

結果、玄関ドアを開けると、内見者の想像を超えた世界が展開できる。

まさに、バリューアップ事業。それがインパクト。

 

確かに古い建物の浴室は、1216サイズの仕様が多々ある、これを1317サイズ以上に変更すると、壁をいじめることになり、周辺の間取プランを全て変えて配管工事をすることになる。簡易なリフォームでは、この間仕切壁を変えることは少ない。コストがかかり過ぎるからだ。

 

だが、リノベーションは違う。惜しみなく手を入れなければならない。

 

最初は赤字でも、物件をこなす過程で、創意工夫、ノウハウの蓄積によって、収益を改善していくことになる。当初、不動産仕入の段階でプランニング、仕上表を作成して工事見積を取得して詳細チェック、仕入物件の事業シミュレーションを実行した。

 

だが、その過程で驚くことが生じた。

 

物件の仕入値はとても重要なファクターである。販売価格のシミュレーションとともに、仕入価格と販売予想価格の上下限をセットで考え、売買差をみないと失敗する。

 

数か月間、仕入の段階で競合になった物件で、仕入値をアップして、再度、申込するかどうか、不動産業者から連絡がはいった。

 

が、取得限界価格だったので、設計済み、工事見積依頼をしていたが見送った物件がある。

当然、弊社は購入できず、別の企業が取得した(だろう)。

 

この先が驚愕Σ(・□・;)!

 

なんと、しばらくして、弊社の描いた見覚えのある設計図面と仕上表が添付されて、大手建材商社から弊社に見積依頼がきた、弊社のオリジナル設備品に対してである。弊社の会社名も入っている。著作権侵害……。ギョ!

 

要するに設計図面や仕上表がそっくり利用された。

 

オーッ。

そんなに良い設計(プランニング)だったのか(笑)。

安心した。これならいける

工事前にちょっぴり自信が湧いた事件だった。

 

勿論、お客様を思う弊社の理念まではコピーできない。だろうなぁ ($・・)/~~~。

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小樽風情

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室生犀星の「小景異情」 ~ふるさとは遠きにありて思うもの~

とのことで、故郷は帰るところじゃない。こうなるわけだが、年を重ねて故郷を想うことがしばしばですかネェ。

 

皆さまも、故郷を近くに手繰り寄せたい、この発想ありますかね~

もう住んでいる方、故郷の無い方はこの問いを無視してください。

 

年齢が後押しする発想なのか、最近、ようやく故郷に貢献したいとの思いが少し沸いてきた。

この年にして……です。

 

フツフツと沸くというより、ジワーッと、かなァ。

沸いてきた。烏賊の一夜干し(これは美味い)を食べたいこともあるが(笑)、沸いてきた。

 

故郷は自分史として歴史が浅い北海道。

だから、この思いは即、移住当初の祖父母に直結する。

 

当時の夢追いは「北前船」廻船だ。

一往復で数千万円から1億円稼いだと噂もある移動手段による仕入販売(需給)のビジネスモデルだ。

しかし、我が家の祖父母とは無縁である。土木建築系だったから。

 

恐らく、当時の北海道の玄関、小樽から船で、生誕地の利尻・礼文、稚内に入ったことが想像に難くない。その移動から、北海道での私の歴史が始まったわけだ。

 

新潟から小樽、小樽から稚内・宗谷岬。まるで歌のようなフレーズである(^^♪。

当時の小樽はニシン漁で沸きあがっていた。ニシン御殿は大きな屋根の上に越屋根より少し大きいぐらいの屋根がちょこんと乗っかつた形の家で、その塔になった部屋からニシンのうろこが光を浴びてキラキラと銀色に光るのを観察して出漁したらしい。まさに歓喜のダイヤモンドの輝きだったろう。

余談だが、ニシンでのマネタイズは、ニシンで作った肥料だったようだ。

 

 

さて、私の祖父は、山にダイナマイトを仕掛け、橋を作り、原野を拓き道路を作り、レンガを積んで家を建てる、土建業。

西部劇的な半狩猟民族型の生業だろう。

 

士族で入植した屯田兵とは違うから、こんなにバラ色の生活、一獲千金が待っている的な、呼び込み移住で兄弟や親類一族での移住となったことだろう。

 

移住、夢はあるが、現実の困難さは半端ない。

苦労に苦労を重ねて、「現在」を作ったに違いない。

 

間違いなくチャレンジャーだ。

開拓(開墾)的な農家は、特例法的なバックアップをうけての入植だっただろう。耕した分だけ自分の土地になるという。混乱と新しい息吹が重なる明治の時代、祖父の妹が今でこそ美しい丘に変貌した荒地の美瑛に入ったのは、そういう特例法が原点だ。

 

青森、秋田、新潟県からの移住が多かったらしい。

地名「北広島」は広島の人々。「伊達」は新政府に追われた伊達藩・仙台の人々。……。こうなる。そういえば、移住大国アメリカの地名のつけかたも同様である。

 

 

さて、故郷への貢献。一体、何ができるのだろう?

 

小樽の運河、当時の海運倉庫群を見ながら考えてみた。

 

人間より牛が多い地域だからと言って、今さらチーズ作りはできない、

日照時間の問題を横においても、ワイン造りはできない(苗を育てる時間で死ぬだろう(笑))、嗚呼、一体何ができるのか?

ワイン飲むことは得意だ(笑 ……✕

 

この地は海鮮や農作物は美味しいけど、素(フレッシュ)な味。

サービスセンスを加えたレストランとかは少ない気がする、だが、私にそのセンスはない。

食べるだけだから、こっちも……✕。

 

結局、サスティナブルなデザインの良い社屋を建設して、雇用創出できないものだろうか?

自分にできる数少ないことだ~

 

私に限らず、この年齢になると少なからず、帰趨本能としての故郷貢献が頭を過ぎるのだろう。かなぁ~。

 

そのうち実行できるかも、知れない。……。誕生日を前に考えたこと (笑)

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良き企業を目指して~

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■あらためて「良い企業」になりたい

 

月曜日にリノベーションの第1号の物件仕入を行った。

今月末に第2号が控える。

新しいことはワクワク感がある。暑い日だったので汗だくだったが、嬉しい疲労感だ。

リフォームとリノベーション、リノベーションはインパクトが必要だ。

Housolらしいバリューアップ。

キッチンを主体に設備を上等にしたい。可能なかぎり、間仕切壁を変えてインパクトを作り込む。

そんなチャレンジ(前進)開始だ。

 

 

人間はゼンマイ仕掛けの人形のように、常に前進するようにできているのだろうか?

 

上場企業と非上場企業の境界には大きそうな(?)壁がある。

どのような壁か?

 

株主約束とか、おおやけ性(監査法人、証券市場)の問題。

大企業と中小企業の違いのこと。

社会的な信用のこと。

……コンプライアンス確実性のこと。などなど。

 

多くの企業はなぜ上場を目指すのか?

裏を返すとそういうことでもある。

 

採用に優位、「あぁ、あの会社ね!」、と親兄弟や親類から認められる。

そんなことが、一流と二流の差(?)

企業価値が将来性を含めて評価され、創業者利益が得られるかどうか?

大抵のヒト、そのように思って他ならない。

 

だが、である。

 

痛みもある、上場維持費用。

過剰なコンプライアンス。

毎年、対前年対比での拡大査定。

もっともっと、右肩上がり約束の業績

役員の株式放出のタイミングの難しさ。

自分たちらしさの消失。

 

 

良い企業とは、どういう企業か?

常々自問自答してきた問いである。

 

大きいから良いのか、小さいから悪いのか?

国際的だから良いのか、ドメスティックだから悪いのか?

知名度が高いから良いのか、知名度が低いから悪いのか?

株主がたくさんいて株価が高いから良いのか、オーナー企業はダメなのか?

 

……

 

とうとう、コロナ、円安材料高、職人不足などの影響もあり、工務店・設計事務所主体の共同仕入事業の引き合いが乏しくなってきた。家の建築は仕入が強い大手に流れている。

 

予想の範囲ではあるが、業態を進化させざるを得ない。

 

そこで、事業を進化させられる企業が良い企業。この定義はどうだ?

象より鼠、小回り有利の発想だ。

 

実は、こうした位置づけで臨んでいる、いまが自企業も含めたリノベーションの時である。

起業時のロゴは多様な人々へのリスペクトをイメージした(2011年)、黄色ヒト、青ヒト、赤ヒト、緑ヒト、黒い文字で5色。

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