【社長の仕事】

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寒さ暖かさを繰り返しながら春の足音が聞こえてきている、そういう季節柄、体調には十分に気をつけたいもの。加齢とともに体力が落ちているのを感じて、週に2度ほどジム通いをして、ストレッチ中心に身体をケアしている私。社長は夜の赤ちょうちんで仕事している? ノー。今日はBS、PLについて少しふれます。

創業3期以降、ずっと黒字を積み重ねてきた。

しかし、決して満足のいく内容ではなかった。なぜならビジネスモデルとしてはチープだからだ。

どちらかというと「会員数×購買数×平均単価」この流れでの商売だった。ここを付加価値(脱労働集約)強化して仕組化しないと毎期の永続的な黒字は難しい。なぜなら、会員拡大に限界があるから。また、ITにしても、住宅や建設という業務ジャンルで強味はあるが、社名との乖離が足を引っ張っている。従って、今期は、思い切って様々な試みを行い、そして投資した。

企業として黒字を続ける要素を仕組化するための模索である。

だが、まだまだである。全く満足のいく内容にはなっていない。

BSを作るのが主な私(経営者)の仕事だから、なんとか財務の数字で新たな仕組をバックアップしたい。PLを作るのは、各社員(私も含まれるが)が主体だから、その環境、社員が伸びる環境を作りたい。その一念での仕事だった。負債項目に隠れている資産を少しずつ振替ながら。。。

救いは、週1回の営業会議での社員の発言である。活発に若手社員から提案があり、分析報告がある。若手の成長が著しい! 私が分からないことが多いので、皆の意見が非常に重要である。

各人、次までに何をするか?

どのレベルで何のためにするか?

何回も確認する、それがPLに反映する行動になる。

PLにはタイムラグが存在する。

いまの施策が効果を出すのは3か月後かもしれない。

それぞれ物差しが違う。

 

したがって、現在の行動結果が分かるのは来期以降である。

乞うご期待!

 

BS:貸借対照表

PL:損益計算書

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【変化に注目】

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恒例の花粉症が遠慮なくやってきました。40年近いお付き合いです。身内を除き人生最大の交際相手です。初期の頃より少し症状が楽になってきました。発症当初は社会的に認知されていない病気でした。だから辛さが理解されなく大変でした。今は違います。石を投げれば花粉症の方にあたるぐらい大勢いらっしゃいます。そもそも発症にはきっかけがありました。杉林の山上で汎用大型機のOS開発に携わった年に発症しました。環境の劇的な変化がストレスになり、発症のきっかけになったように思えています。

さて、余談はこのくらいで、「変化」というキーワードで考えてみました。

 

良く社員と議論していて、「分かりました」。こう締めくくってコミュニケーションが終わることがある。

しかし、時間の経過とともに分かっていないことが分かる。

なぜか?

行動に変化がないからである。

分かったということは、行動が変わることである。

この単純な確認作業を丁寧にすることで会社の成果は積みあがる。

さて、機械の部分で変わる(劣化など)に注目するとビジネスで大事なことは「壊れること」と「続くこと」だと感じる。例えば、給湯器の接点が良い例。消費者には怒られるかもしれないが、10年以上になると寒い季節に壊れる。だから、頼られ、ありがたがれ、継続関係が維持される。

このような事例はたくさんある。壊れない、つまり、永久的な要素が出た途端、ビジネスの土俵を変えなくてはならない。長期優良住宅といっても、配管や配線など、接点の寿命というのも含めると躯体だけの話ではなくなる。

また、続くといえば、ソフトウェアである。

一度システムを開発して会社の中枢の仕組みに収まったシステムは開発を続けることを与儀なくされる。保守開発、二次開発、データメンテなどなど。システムとは続ける宿命があるのが特徴。システム側のパフォーマンスの向上もあるが、お客様を取り巻く環境変化対応が主だ。データの増加、利用者の増加、法律の変化、組織の変化、新しいビジネスへの参入、新しい商品対応など。システム開発の当初の想定を超えた変化を吸収しなければならない。システムが役立つということは仕組として維持することが前提だから。

したがって、システムは「続ける」という点で良いビジネスになる。関係性も続くからだ。

胡坐をかいてはいけないが、開発企業のスイッチイングはリスクが大きく、大変な作業になることは想像に難くない。

誠意をもって変化し、選ばれる企業でありたい。常々思うことである。

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【情報の取り扱いが経営を左右する】

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情報産業が基幹産業になってから久しい。

この間どんどん集積度が上がり複雑多様化しているのが技術である。一方、それに反して、どんどんサポート範囲が小さくなったのがヒトの側である。つまり技術者が見ることのできる範囲が限定されている。例として、コンピュータがなぜ動いているか説明できないコンピュータ技術者がいるほど詳細化・ブラックボックス化している。

その昔、デジタル複製時代の到来、情報選択の時代など、IT黎明期の情報の取り扱いが書籍に多く登場した。情報が基幹産業となり、国家境界を楽々超えられるようになった途端、当然、その情報の見せ方や伝え方、もしくは分析の仕方や選別の仕方が企業経営を左右するようになった。情報・データは正直であると同時に嘘つきである。さらに寿命が分からない。見る側の責任だ。数年前に会社の監査役で設立時から一緒だった友人の弁護士が他界した。しかし、いまだにFBでつながっている。このように難しい。難しいからヤリガイがある。この難しい作業を経て、判断できる材料に仕立てたら、次に、行為・事柄をどう分かりやすく伝えるのか?ここである。

同じことを伝えるにしても、様々な伝え方が存在する。

ヒトはどのようなキーワードに惹かれるのか?

なぜ、メルマガを開封するのか?

なぜ、共感できるのか?

メルマガ開封率の上げ方のノウハウは?

ひとつの行動を徹底的に見直しスパイラルに上昇させる。

経営とは徹底力だから。

まず、伝える、ここが重要。

5W2Hの詰めは勿論だが、PDCAを3回転ぐらい回さないと企画の土台にならない。

私のなかでの、情報の定義は「意味」、「価値」であり、「共感」である。

共感については、クラウドファンディングのプロジェクトの動きを良く観察すると人々の反応力が分かってくる。幸いなことに時代の流れが読めるサイトがたくさん存在する。

さて、良く、モノを頼むと完ぺきに出来上がってから報告する社員がいる。これはノーである。最後に無駄な時間と分かっても意味がない。無駄が多いだけで頼んだ方も、頼まれた方も損をする。途中でいいから、どんどんスピーディに報告・確認する。これが大切。

PDCAを回すにはスピードが命である。

一つの現象をみて、どう反応するかは個人の経験に依るところが大きい。

だから、経験はなくとも多様性を発想できる頭が必要になるのだが、これまた難しい作業である。そこで、チャレンジして、失敗して痛い目に会って学ぶ。企業体力の続くかぎり。感じて考える。そして、先人の傘を借りる。人財こそが宝だから。

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【事業拡大】

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少子高齢化、空き家率の拡大、税率アップ、オリンピック後不況、国際競争力などなど、考えると先行き不安要素に満ち溢れている。このまま行ったらどうなるのだろう?

 

この発想を断ち切る必要がある。私の会社の事業は複数のセグメントになっている。どのセグメントをとっても、課題がたくさんある。各設備メーカーのキッチンやユニットバスなどの住宅設備を仕入販売している事業の売上が大きい。この事業をなんとか拡大させたい。

 

マーケット要素は先ほど書いたように家を建てるヒトが減るわけだから、不安要素が多くなる。

事業を「キッチンを仕入れて販売している」と考えると止む無くネガティブになる。

しかしながら、これを仕組経営=事柄で考えると少し明るい兆しがでてくる。

「全国の会員に対して、Webカタログを入口に高品質で廉価でスピーディなサービスを提供すること」

これを生業としているわけだ。

少し仕組発想することで未来の事業幅が格段に広がる。モノにとらわれない仕組経営を目指して事業を拡大させたい。このルートに家具をセットするコトでライフスタイルを提供する。ここでしかない企画開発型のコト商材を投入する。サービスとして住宅設計するコトのノウハウもいっしょに提供する。事業の工程軸や顧客軸を水平・垂直にコトで拡大させ、マーケティング縮小時代に負けない発想をもって事業拡大させたい。

事業拡大の源泉は思いやりと智慧である。

 

 

 

 

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