LINEで送る
Pocket

■不透明時代のバランス経営

 

VUCAの時代と言われてから久しい。さらに、混迷・不透明化は進展している。まさに、コロナ、ロシア・ウクライナ、原油インフレ、ゼロコロナ政策と不透明に満ち溢れたVUCAの時代だ。VUCA、即ち V : volatility : 変動制、U : uncertainty : 不確実性、C : complexity : 複雑性、A : ambiguity : 曖昧性、といかにも不気味な単語が並んでいる。その一方で反グローバリゼーションも大国のパワーの下に進展している。

 

こんな時代にあって、ヒトの発想は、不安がつのりネガティブでリダクションになりがちだ。テレビの経済番組では、「世界同時不況」のキーワード解説が語られ、明日にも世界の経済が不況に陥るかのような発言がある。記録的な円安も協調介入以外に術がなく解消の道のりは遠い。反グローバルといっても、世界経済はつながっていて、影響を遮断することはできないことは過去の出来事が示している。

 

奇しくも9月11日、あの世界を驚愕させた出来事から21年だ。いま、新規事業の取り組み、一旦商品を借入金でバリューアップするプロジェクト型の事業の危険度合は高まる。回転速度が求められる。だが、上下左右の変化」はチャンスということと、騒がれている間は意外にブレーキが効いて事は起こらないこと。危ういのは茹でガエル状態のときだ。誰もが酔いしれているときに事は起こるものである、ショッキングこのうえない事が……。

 

こうした不透明の社会フィルタは事業参入の障壁があると同時に一段の効率性をもとめられる。不透明の時代を意識しながら、少しずつ、歩を前に進めたい。

 

VUCA対策としては、V : volatility: 変動制に対しては「ブレない」、U : uncertainty : 不確実性に対しては「確実な」、C : complexity : 複雑性に対しては、「シンプルに」、A : ambiguity : 曖昧性に対しては、「的を絞った」こうなる。

バランス経営:エッジを立てて進めましょう。

LINEで送る
Pocket

コメントを残す