忘年会も終盤にかかると、いよいよクリスマスが近づいて来ます。さて、その日、最初のエレガントで繊細な泡を何にするか?
これは意外に重要なことです。この投稿では、イタリア製のスパークリングワインのことを「スプマンテ」と呼んでいます。そのスプマンテの中から、ここでは自宅に保管のボトルを取りあげています。ヴェネトのプロセッコは無かったのですが、ランブルスコ、フランチャコルタ、ピエモンテのコントラット社の泡はありました。
スプマンテ、何を選ぶか?
味もさることながら、現地に出向いて、その1本を仕入れた思い出がよみがえるから楽しく、選択が重要になります。泡を観ているだけで時が甦り、口にいれる前から現実と思い出の二重奏に酔ってしまいます。2本目は、お料理と気分に合わせた白か赤なので、スプマンテは最初だけです。
さてさて。
懐かしいGAVIOLI、LAMBRUSCO SPUMANTE BRUT。
例のフェラーリのモデナのスポンサー写真もこの博物館で撮影しました。GAVIOLIも古くからフェラーリのスポンサーです。自転車レースのスポンサーもしていたようです。赤泡にするか迷いましたが、この白泡1本を頂いてきました。現地ですと、数ユーロ、高いもので14ユーロぐらいの価格です。
0196/6288細かくて良いですね。版画の刷りナンバーみたいで楽しいです。ランブルスコも生産者がたくさんいてそれぞれを楽しめます。ここは、1794年創業の老舗中の老舗です。220年の歴史です。
次はピエモンテの老舗、コントラット社です。
1867年からの造り手です。瓶内二次発酵・メトドクラシコ製法のイタリア最初の造り手です。ヴァチカンや各国王室をお客様にもつ、ブランドカンティーナです。
カンティーナがこの辺り一帯のカネッリの地下大聖堂として、世界遺産に登録されたのが2014年でした。
まさに、地下室に入っていく感じです。5,000平方メートルもの広さのセラーになっている建物は、煉瓦造りでトンネルのように掘られていて、温度がほどなく一定(12~13度)とのことでした。

ラ・スピネッタ(サイのラベルでお馴染み)のジョルジョ・リヴェッティ氏のスプマンテですね。ラベルデザイン(レオネット・カピエッロ氏)も綺麗です。
フランチャコルタより厳しい規定(熟成期間)でドサージュ(補糖)ゼロの超辛口です
最初の1本、何にしましょうかね?
同じピエモンテのフォンタナフレッダ社のDOCGボッラチャオ(ピノ・ネーロ、シャルドネ)。
あと肝心なフランチャコルタを忘れていました。ミラノから渋滞を抜けて、そうですね、1時間と少し走るとフランチャコルタです。イタリアを代表する美泡生産エリアです。そこから、手もとにあるFERGHETTINAの写真です。
Alta Langa DOCG Brut
Bolla Ciao フォンタナフレッダ社
フェルゲッティーナ ミッレディ
1,000日間(ミッレディ)以上の熟成期間
深いコクとキメ細かい泡立ち
個性的なボトルデザイン
シャルドネ 100% 熟成
瓶内熟成:36ヶ月
エッ、BIRRA ?
いやいや、クリスマスぐらいは同じ泡でも、グラスの底から湧き上がる神々しい泡。 SPUMANTE !!