幼少期の子供たちは皆、天才
「純粋」
「正直」
「素直」
この本質を崩していない子供たちは芸術家である。天性の才がある。
“線一本が芸術” こう語った詩人大岡信の言葉を思い出す。
なんせ、子供たちの絵はどの絵も線が違う。感嘆ものだ。
線、そして、色においても……。
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少しずつ、歳を重ね社会慣れするにつれ、生き抜く知恵がつく。
このことが、「純粋」、「正直」、「素直」を薄れさせる。非凡から凡の航路である。
欲 > 純 、の関係。
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子供たちの天才ぶりは、創造力において群を抜く。
大人への航路は、船酔いがひどく、創造力が弱体する旅だ。
ただ、幼少期の目に飛び込む環境(形状、素材)が人生にインパクトを残すケースも散見される。
草間彌生
種苗屋さん、タネ、植物・・・。
ドット的な環境。ドット的な生き方。
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加齢を重ねると行動がルーチン化してしまう。
ガタや揺らぎが少なく、創造力もそうだが、行動のルーチン化が加齢に拍車をかける。
子供の行動は不可解で揺らぐ、そういう、創造的周波数をもっている。