暑い夏が続くと、このまま寒くならないような錯覚を持ってしまう。
状態の継続性というバイアスが脳に浸み込むのは「気候」だけではない。
だいたいが、今の状態が続くことを前提に物事を判断してしまう。
大いなる誤解は「茹でガエル」とも評されている。
株式市場、しかり。
企業経営、しかり。
……。
常に先々発生する可能性のあるリスクを考える。
軸足を一方方向に置かない所作が重要だ。
国民年金をあてにする時代は随分前に終了している。
自分の老後は自分自身で設計し、運営しなくてはならない時代(国家)(-_-;)。
60歳定年が65歳になり、いずれ70歳になるだろう。
何も国家の社会保障・福祉政策の問題だけが定年を延期させる要素になっている訳ではない。
医療の発達も手伝って、老人が元気なわけだ。元気にもかかわらず、クルーズで世界一周する資金がない。こうなると、働くことが健康維持のもととなる。
その健康が基盤となり、労働人口の変化をもたらすことになる。
私の小さい頃は、60歳で定年になって、70歳ぐらいになると、終の棲家を意識して、人生の終わりの準備をする。
そんなイメージが強くある。
そのせいで、老人のイメージが定年と重なっていたものだ。
が、この「定年」と「老人」が袂を違えたのは、つい最近だ。
お金と教育水準の相関関係同様に美容(若返り)もお金(手入れ)と気持ち(陽気)との関係のように思えてならない。
企業経営のリスクは企業の体力との関係でもある。
大きな企業が体力に勝っていると思いがちだが、これも違う。
東芝だっておかしくなる時代だ。
経営は月次の数字変化を重ねてみることで状態が即座にわかるから、面白い。
「変化」を診る。
健康維持も企業経営も同じだ。数字の変化に状態は現れる。微分と積分。
