■安青錦(アオニシキ)
私の小さい頃、田舎の人々の楽しみの一つが大相撲を観戦することでした。
すでに年6場所制になっていましたから、寒い冬でも定期的に楽しみが来て、ゆったり時間を過ごせたわけです。
ご当地力士も多かったこともあり、大人気でした。白鵬時代です。
随分と前ですが、知人の出版企画会社から、相撲に関する本の原稿を依頼されたことがあり、
調査のために、部屋の朝稽古に行ったりして、力士と一緒にちゃんこを食べたりしました。
両国国技館での観戦もしたのですが、お金がないので、早朝に行って、当日券の整理券をもらい(400席ぐらい)、
それで、一番最後の高いところにある一周一列の席のどこかをゲットして、観戦してました。
高いところから覗く格好で、土俵は小さく見えるのですが、雰囲気はリアルにつたわってきますので、それを楽しんでました。若貴時代のころです。
その後は、ずっと、ぼんやりとしたテレビ観戦でしたが、今年は違いました。
いわゆる「推し」ですね。相撲の押しと重なっていい言葉です(笑)。
推しは、安青錦、伯桜鵬、義ノ富士、藤の川という若くて元気のいい力士達です。
伯桜鵬は、まるで、ちばてつやの漫画に出てくる主人公のような顔、目つき、歩き方なんです。
しかも、太もも裏の筋肉が半端ないです。ぽっこりして。
元関脇 琴ヶ梅のふくらはぎを彷彿とさせます(笑)。
この風貌は将来性抜群です。義ノ富士も横綱を一気に一直線にもっていく力がありますから、楽しみです。
その中で、安青錦がやりました! 初賜盃です。
来日、3年半。入門から13場所で関脇、そして、大関か・・・。
ルートの一部になった、関西大学の山中新大さん、報徳学園の元相撲部監督、福田耕治さんらの大金星かも知れません。
何より、本人の相撲熱意が安治川親方(元関脇安美錦)を動かしたんでしょうね。
ユーチューブを見て、相撲を勉強していたぐらいですから・・・。
一部屋1名しか、外国籍力士は取れないわけですから・・・。親方の英断です。
ウクライナ出身で安治川部屋という伊勢ヶ濱(73代横綱、照ノ富士)一門の21歳の力士。
この一年、連日満員御礼の取り組み全体の結果で最も安定感のあった相撲取りでした。
11勝4敗を幕内で続けて、そして、この11月場所でしたから、安定感抜群です。
一年の納めの九州場所で念願の初優勝、大関昇進が確実視されています。
ウクライナといえば、王鵬の祖父、横綱 大鵬さんの父親もそうですから、大鵬以上の横綱になって欲しいです。
「巨人、大鵬、卵焼き」が昭和の流行語でしたが。
「大谷、安青錦、ハンバーグ」が令和の流行語になるやもしれません。
運命的にも少し被ります、大鵬が乗船の船を母親の体調不良で下船(稚内)した後、沈没(留萌沖)してます。
安青錦の場合も、国立大学を受かっていながら、徴兵制のギリギリ前に国外に出たわけですから・・・。
強くて、格好いい、青い目のウルフ(侍)。
大相撲人気を爆上げするスター性があります。
スー女が増えること間違いなし、ですね!
国際的に暗いニュースが多い中で、明るくて、前を向けるニュースです。
解説の舞の海さんの言葉、
「千代の富士のような強くてスピード出世の力士はもう出てこないと思っていましたが、
出てきましたね!!」 この言葉が相撲界のいまを的確に言い表しています。
安治川部屋で唯一の関取、しかも、伊勢ヶ濱一門という、
その他要素(旭富士(青森)、照ノ富士、白鵬、安美錦・・・)のある一門に華を添えました。
付人も一門の浅香山部屋の力士(魁佑馬)だと思いますが、めっちゃ泣いてましたね。
優勝パレード、同じく一門の熊本出身で技能賞に輝いた義ノ富士(草野)が優勝旗をもってオープンカーの安青錦の横に座りました。
伊勢ヶ濱部屋も伯桜鵬、義ノ富士、熱海富士、錦富士など、相撲内容が良かったですから、親方も嬉しいでしょうね。
伊勢ヶ濱一門は、青森にゆかりが深いです。
部屋の年寄宮城野、元横綱旭富士が、本名杉野森さんです。照ノ富士も日本国籍は杉野森の苗字で取得したくらいですからね。安治川親方も親戚ですし。
ちょっと、非主流派・伊勢ヶ濱一門から、目が離せない相撲界ですね。
法人として、広告宣伝費(懸賞金)を使いたい心境が理解できる今日この頃です。